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やっぱりトレンチコートはいいわ~

2015-02-03 10:28:55 | オーダーメイド

 

 

本来トレンチコートの特徴は、

生地にはギャバジン(防水加工した綿生地)

もしくはウールを用いるのが普通。

 

肩にはボタン留めのショルダーストラップ

(エポレットとも言う。肩章とは異なる)が付いている。

 

これは、水筒や双眼鏡、ランヤード(拳銃吊り紐)などを吊ったり、

ベルトを掛けたりすることができる機能を持つもの。

 

また、腰回りに備え付けられているD鐶は、

もともと手榴弾を吊り下げる用途の名残とされている。

 

襟元にはチン・ストラップと呼ばれる帯が付き、また、手首にもストラップを備え、

これらを適宜締めることで寒風を防ぐことができる。

 

ウエスト位置のベルトはトレンチコート最大の特徴で、

腹部を暖かく保つと共に、整ったシルエットを形作る。

 

右胸(肩)に縫い付けられた当て布はストームフラップと呼ばれ、

襟を全てボタン留めした際に雨だれの侵入を防ぐための物である。

(本来、男性用被服の右前合わせなので、右側にしか必要がない)

現在は単なる飾りになっている場合も多い。

 

古典的なトレンチコートの場合、両腰のポケット部分は、

内側に着込んだ上着のポケットに手を

届かせるため、袋でなく単なるスリット(筋状切り口)になっていた。

 

とWikipediaにあります。

 

 

 

私が作るトレンチコートは、

こんな基本的なトレンチコートのデザインをベースに作っています。

 

基本、素材はウール。

 

でもお客様のご要望で、シルクになったり

華やかなものではフラワープリントも。

 

 

ショルダーストラップも基本形にはつけています。

肩がしっかりした方にはオススメしませんが、

それ以外の方には、ショルダーストラップはポイントとして素敵です。

 

 

チン・ストラップは外れるとどこかへ失うことが多いため、付けていません。

だいたい、時間が経ってから

「失くしたので、作ってください」と連絡があります。

 

 

今は不要なものなので、腰回りのD鐶も付けません。

 

 

手首のストラップは

ショルダーストラップとのバランスで付けます。

 

 

男性が右前合わせなのに対して女性は左前合わせなので、左胸に当て布を。

これはほぼ飾り。トレンチコートの名残です。

 

でも、これが一番トレンチっぽい!

 

 

 

 

とはいえ、本来のトレンチコートの近いシルエットのものを作るのは

やはりそのデザインが美しいから。

 

 

 

トレンチコートの起源は

第一次世界大戦のイギリス軍で、

寒冷な欧州での戦いに対応する防水型の

軍用コートが求められたことから開発されたものらしい。

 

 

機能重視のトレンチコートではありながら

そのデザイン性の美しさこそが

今に残る所以ではないだろうか。

 

 

 

とそのデザインそのものに歴史を持つトレンチコート、

いつ見ても素敵です!

 

 

 

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