不安神経症克服への道

症状

私の場合、体と心に起こる/起こった症状は大きく分けて次の三通りがある。分かりやすいように勝手に名前をつけてみた。専門的にはどういう名称なのかは、もう少し落ち着いたら調べてみたい。

①不安湧出モード
 これは最初に起きた、このまま血圧が上昇して脳出血が起きるのではないか、目が見えなくなるのではないかなど普段微かに感じていた不安と恐怖が数十倍数百倍になって次から次へと心に湧出してくるような状態である。動悸が続き、血圧が上昇する。幸い、受診をしたときの医師のアドバイスに従い考えてもどうしようもないマイナスのことは考えないようにすることを行うようになってからは、軽い症状は起きることはあるがここまで重症なものは起きていない。

②異常緊張モード
 あたかも自動車にひかれそうになったときに、肛門から頭頂に緊張が走り全身が異常に強ばる状態が一瞬でなく長時間続く。動悸がして頭頂が熱を持つ。一時期洗髪時にシャワーのお湯が頭頂にあたるだけで不快であり、入浴にも恐怖を感じたことがある。こちらも安定剤を飲むようになってから、軽度の症状は起きるときがあるがここまで酷いものは起きないようになった。

③異常怯えモード
 例えば高いビルから下をのぞいたり強盗か何かに出会ってしまったりしたときのような、怯えた症状が長時間続く。特に手足がざわざわしてすくんだ状態になり、頬が引きつる。また頭が締め付けられるような不快感を覚えることがある。特に酷いときは足がすくんで立っていられない状態になったときがあった。幸い知識のある人が近くにいて、背中をさすって頂き何とか動けるようになった。この状態は緊張モードに比べて、血行が悪くなり体温が低くなるような感覚がある。(測定した訳では無い。)現在はここまで酷くないが軽い怯えモードが続いており、細かい作業が苦手になって物を落としたりこぼしたりすることが増えて困っている。

上記に加えて、食欲が全くなくなってしまっていた時期がある。まるで物を食べるときはゴミを口にしているようで、何も食べる気が起きない。それでも食べないとまずいので、水分が多いお粥や大根の煮物、牛乳や野菜ジュース、栄養剤など無理矢理口に入れていた。そのせいで三ヶ月で7キロ以上痩せてしまった。

よく他人に不安症だと告白すると、多分慰めてくれるためだと思うが「自分も不安なことが多い」とか「自分も緊張しやすい」などと返してくれる人がいる。かかってみて初めて分かったが、想像を絶する状態である。重いときには膝を抱えて丸くなって何も出来ずに落語や漫才を流し、次の受診日をひたすら心待ちにするという情景を想像してほしい。何かが閾値を超えて気分転換やストレッチでは解消できない、自身では制御出来ない状態である。

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