副鼻腔炎の手術は恐れていたことは全くの杞憂であり、麻酔も手術も全て無事に終わった。しかし退院してそのまま普通の生活に戻れるという訳では無かった。後二週間ほどは結構メンテが大変である。
まず鼻の止血と乾燥防止のために、綿球を鼻の穴に常時詰めておかなければならない。口で呼吸すればいいと軽く考えていたが、これは大きな誤りだった。まず眠るときが口呼吸になってしまい、口や喉がカラカラになってよく眼が覚めてしまう。病院ではエアコンが24時間ついていたので、眠ているときは渇ききって喉が痛くなるほどだった。もう一つ大きな問題は食事である。ものを食べるときは呼吸が出来ないので本当に苦しい。あと液体を飲むのが非常に困難である。後者はストローを使うとうまくいくので、汁物はすすればいいといいというのが後で分った。
こんな感じでよく眠れないし食事は美味しくないというか食べるのが苦しくて嫌になる。最近は出血がほぼなくなったので、こっそり食事の間だけ綿球を外している。とにかく早く綿球を使わなくてよくなることを心待ちにしている。
もう一つやらなければならないのは、一日二回の鼻うがいである。寝る前の儀式がまた一つ増えたという感じ。温度、塩分濃度を考慮した鼻うがい用の液体を作成することから初めて、数回鼻うがいをしなければならない。
入浴して、歯科医師に指導されたやり方で歯を磨いて、目薬さして、各種ストレッチやツボ押しをして、湿布を貼って、ホワイトノイズマシンのスイッチを入れ、これに加えて鼻うがいをして..という感じで一時間半以上はかかる。最近寝るのがつい遅くなってしまうので、もう少し早く行動を起こさねば。