不安神経症克服への道

良くなったり悪くなったりの日々

ここ数日いろいろあって日記を書けないでいた。四日分を纏めて書いておくことにする。

10月15日 やはりゴールとハイタッチ効果で体調が良くなったのは翌日までだった。この日はその揺り戻しがきたように朝からやや強めの怯え症状と緊張に悩まされた。翌日病院で副鼻腔炎の手術の術前検査のため、病院に行かなければならないというプレッシャーも一因かもしれなかったが。

10月16日 この日は術前検査のため、バスを乗り継いで一時間以上かかる病院に向かった。大きな大学病院で外来は患者でごった返しており、相変わらず病院内は二度と抜け出せない迷路のようであった。幾つかの検査と説明を受けるため四カ所くらいを回らなければならなかった。それぞれがかなり離れていて階が違っていたりするため、そのたびに場所が分らなくなり近くの職員の方に行き方を聞いてやっと辿り着いた。それにしても広い。医師から手術の危険性として最悪脳や眼球に影響が出ることがあるという説明を聞くと、さすがに恐ろしさで頭が締め付けられるようになった。しかしそれは万が一の場合で、そうならないよう努力するとおっしゃってくれた医師はとても快活で心強そうな人物で、何とか身体がすくんで動けなくなるという状態になることは避けることができた。

10月17日 術前検査が無事に終わったせいか、とても体調がよくて薬を飲み忘れていても怯えや緊張が殆ど出なかった。そこでちょっと電車で遠出して、パートナーと国営公園のコスモス畑をみに行った。盛りを過ぎてはいたがそれでも十分な色とりどりのコスモスが咲き乱れており、「美しい」と感動することができた。この状態がずっと続いて、不安神経症が治ってくれればいいのだが。

10月18日 保険会社からスマホに電話がかかってきたのが引き金で、途端に怯えと緊張症状が起きてしまった。担当がかわったらしく、保険内容の説明をしたいので都合がよい日時を教えて欲しいということらしい。一年で四人もかわっている。いろいろ予定が入っているので調整するのが面倒である。それぞれの予定を調べるのがひどく辛い。その怯えと緊張に悩まされているときに、先に入院したことのあるパートナーが入院時の注意事項や準備を説明し出した。心配してくれているのと親切心からだと思う。しかし私は保険の説明のための日時を決めることでいっぱいいっぱいだったのに、入院のプレッシャーと手続きに対する不安が加わってしまい、頭と身体がパニックになりそうになり「頼むからやめてくれ」ついそう叫んでしまった。病気になってからしばしばこういうことがある。私のことを思ってやってくれているのに、本来はありがとうというべきところなのに申し訳ないと思う。こんな態度に怒らないでいてくれるのは本当に感謝している。

こんなふうに良くなったり悪くなったりの日々が続いている。いつかよくなる日がくるのだろうか。

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