昭和11年に竣工した、大牟田市役所・本館。
建築様式の特徴から、国の登録有形文化財に指定されています。
また、本館の屋上には、空襲を警戒するため設けられた防空監視哨などが残されています。
戦時中の空襲にも耐え、戦争の記憶を今に伝える歴史的な建物ともなっています。
その本館ですが、設備の老朽化や耐震性、バリアフリー化が困難などの問題があります。
そこで、本館と周辺庁舎を解体し、新しい市庁舎を建設する基本方針が示されました。
登録有形文化財になるほどの貴重な建物なので、取り壊すのは勿体無い気がしないでもない。
一方で、保存するにしても莫大な維持費がかかるのも事実だし‥‥難しい問題です。