今日は、三池港方面へドライブしてきた。
昨年10月は"三池島原ライン"のりばの方へ行きましたが、今回は別のスポットへ。
旧・三池海水浴場。
雲仙・普賢岳の火山活動が活発となったため、1991年に休止された海水浴場です。
火山活動が収まった後、数年間復活したものの、再び休止に。
泳ぐのは無理としても、ちょっとした水遊びくらいはできそう。
有明海は、波も非常に穏やかです。
寄せては返す波。
写真を撮るときには気付かなかったけれど、右端の棒きれみたいなの、ナンダ‥‥?
波打ち際を散策するのも、悪くない。
干満の差が激しいので、浜辺には貝殻がいっぱい。
旧・海水浴場と三池港の航路は、全長2km近い堤防によって遮られています。
堤防の先まで行こうとしたら、"関係者以外の立ち入りを禁止します"だって。
‥‥先の方に数人の人影が見えましたが、彼等は"関係者"、ということにしておこう。
港の岸壁から、三池港・外港を望む。
三池港は1908年、石炭の積み出し港として開港。
現在は、釜山や沖縄とを結ぶコンテナ船や、島原とを結ぶ高速旅客船が発着しています。
2015年に登録された世界遺産、"明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業"。
三池港は、その構成施設の一つ(稼働遺産)となりました。
貨物船が、入港していきます。
もう1枚。
貨物船の競演。
小型船が、飛び込み参加。
結構な至近距離で行き交うものだから、ちょっぴりどきどきしてしまった。
場所を移動し、外港に近づいてみた。
まずは北東側。
正面に見える煙突は、三川発電所。
もともとは石炭火力発電でしたが、2年前にバイオマス発電に切り替えられました。
左奥に見えるコンテナ基地から、クレーンを挟んだ右側にある黒い塊は、石炭の山です。
ただし、三池炭鉱は1997年に閉山しているので、ここにあるのは海外からの輸入炭です。
ちなみに、炭鉱が閉山したのは、国のエネルギー政策の転換によるもの。
石炭が掘れなくなった訳ではなく、坑道の先には良質の石炭がまだまだあった、とのこと。
炭鉱の歴史を辿っていくと、所謂"黒歴史"もそれなりに多い。
でも、大牟田と石炭、炭鉱は、やっぱり切っても切れない関係にある。
だから、"黒歴史"として封じるのではなく、未来にもきっちり活かしていきたい。
‥‥以上、小市民の呟き、おしまい。次、行ってみよう。
少し南寄りに、角度を変えて。
正面に見える小高い山は、三池山。
大牟田市と南関町(熊本県)とに跨る、大牟田市で一番高い山です。
南東側。
正面に見えるのは、三池発電所。こちらは石炭火力発電所です。
写真ではまったく分かりませんが、近くにはメガソーラーの発電所もあります。
南側。
対岸は物流センターとなっています。
最後に、旧・三池海水浴場の全景を撮影。
冬の海で、潮風に当たりながらひと時を過ごすのも、悪くない。
‥‥なんてことを思った、月曜日の午後でした。