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不眠のお話

皆さん、こんにちは。
今日は不眠のお話です

不眠といっても、寝つきが悪い、眠りが浅い、途中で起きる、朝早くに目が覚めるなど、いくつかのタイプに分かれます。その原因には、暑さや騒音などの環境や、イライラや精神的なストレス、アルコールやカフェインの過剰摂取、薬の副作用など、様々な要因が関係しています。

眠れなくなると、ホルモン分泌の低下や自律神経の乱れから、肌荒れや過食、倦怠感、免疫力の低下など、日常生活に大きな影響が出てきます。
不眠が続くと、糖尿病や高血圧など様々な病気の原因にもつながります

また、女性の場合は「女性ホルモン」が睡眠にも影響します。
月経が終わる頃から排卵までの期間は、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が盛んで、体調や肌の調子が良く、質の良い睡眠を取りやすい時期です。
それに対して、排卵以降はプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が活発になり、イライラして寝つけなかったり、逆に過剰に眠くなったりといった睡眠に影響を及ぼす変化が出やすくなります。
良い睡眠を維持しているとホルモン分泌が安定しますが、逆に睡眠の質が乱れるとホルモンの安定性を失うことにつながります。
ですので、女性は不眠には特に気をつける必要があるのです

睡眠に問題がある時に、鍼灸治療は基本的に体の総合的なバランスを整えていきます。睡眠は「腎」「心」「脾」に関係が深く、気血水の巡りを良くすることによりバランスを調整します。
不安や緊張感を緩め、リラックスした状態で質の良い睡眠が取れるように、治療していきます。
当院でも、不眠に効果のあるツボは治療の際に良く使用しています

最後に、睡眠に効果的なツボをいくつか紹介しておきます。
寝る前にツボを押すなどして、ご自身でもセルフケアに役立ててみてくださいね

百会(ひゃくえ)
頭のてっぺんで、左右の耳の上の先端を結んだ線の中央




安眠(あんみん)
耳の後ろにある骨(乳様突起)の下のくぼみから1~1.5㎝ほど下






失眠(しつみん)
足の裏のかかとの真ん中


不妊治療には、自分でも気がつかないストレスや不安があり睡眠の質が低下する場合があります。
普段から気をつけて最良のお体の状態で治療を受けることができたらいいですね。
鍼灸師も応援しています。
ぜひ、普段の生活にお役立てください!
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