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男性不妊症検査の所見が前回と違うのはなぜ?


皆さまこんにちは

今日は男性不妊症検査の所見についてお話したいと思います。
男性不妊症検査の所見について “前回は良かったのに…” とか “今日は良かった” と思われたことはありませんか
人工授精の前に臨床検査技師・胚培養士から調整結果をご説明させていただいていますが、その時にも、
「前回と結果が違うのはどうしてですか?」
「前回はあまり良くなかったけど、今回は良かったからうれしい
「今日はあまり良くなかったのはなぜですか?」
このようなご質問をされることがあります。

検査結果は毎回、同じではありません。
また、初めて検査を受けられた方は1回目の検査結果がすべてではありません。
結果が思わしくなかった場合は、変動の度合を知るために、複数回検査を受けていただく事もあります。


どのような事が男性不妊症検査の所見に影響を与えるのでしょうか

○禁欲期間
 禁欲期間が長くなると、古くなった精子が増え、精子の運動率が低下したり、精子の質が悪くなったりします。
 ・精子を定期的に射出し、古くなった精子を溜めないようにしましょう             

○精液の採取方法
 検体はマスターベーションにより採取します。
 その他の方法では、検体を採取しにくく、取りこぼしてしまうと正確に検査できません。

○男性のストレス
 仕事が忙しい。
 検査に対して緊張してしまったり、不安な気持ちがある。
 出勤前の忙しい時間に採精をしないといけない。
 風邪、寝不足などの体調不良。
 など、男性のストレスが検査結果に変動を与えます。
 ・採精場所や時間帯を変え、リラックスした状態でうけましょう
 ・院内採精室もご利用できます

○検体の持込方法
 精子は温度変化にとても弱いです。
 特に、冬場はご自宅から検体を持ち込まれますと、精子運動率が急激に低下する恐れがあります。
 ・採取後は容器をタオルで包む、鞄に入れるなどして、できるだけ体温に近い状態で保持してください

ご質問等がございましたら、いつでも胚培養士・臨床検査技師にお声かけください
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