私は、できるだけ多くの皆さんにお会いする機会をいただき、どのようなことを希望しておられるのか、どのようなことがストレスになるのかなど、日頃皆さんが感じておられることを教えていただきたいと思っています
そして、お会いできた折には、お子さんを授かりたい思いがどこから湧いてくるのかをお尋ねすることもあります。
数年前、当院受診中の女性にアンケートをとらせていただきました。
子どもを望む理由を選択肢の中から選んでいただくというものです。
「子どもを産んでみたい」、「子育てしてみたい」と並んで、
「子どもがいると自分やパートナーが成長できる」、「自分やパートナーの遺伝子を残したい」というご回答が多数ありました。
また、「老後の安心のため」、「跡継ぎがほしい」、「パートナーや親の希望」、「子どものいる家庭が一般的」とのご回答もありました。
お2人目希望の場合では、多くの皆さんが「きょうだいがほしい」との思いを述べておられました。
この他にも、特別な理由はない、自然に湧いてくる思いだ、という方もおられるでしょう。毎年春になると新芽が出て新たな命が育まれるように、命の連鎖に参加したいというお考えを語ってくださる方もおられました。
子どもを望む理由(わけ)は様々ですが、
どれも、どれも、大切で切実ですね
このようにそれぞれの理由(わけ)を胸に、病院を訪ねてこられるのだと思います。
そして、検査を受けたり、治療の説明をきいたりして、治療をするかしないかの選択をされる、、、やがて結果に一喜一憂するなど、結果だけに目が向くようになってくると、どうなるでしょうか・・・
例えば、思わしくない結果が出た時は、なぜかご自分を責めてしまったり、
パートナーを責めてしまったり。
八方ふさがりのような気持ちになることもあるのではないかと思います。
そんな時、ちょっと立ち戻ってみられてはいかがでしょうか、
ご自分たちが子どもを望む理由(わけ)は何だったのかと
ご夫婦で子どもを望む理由(わけ)が違うという場合もあるでしょう。
理由(わけ)は同じでも強さが違うということもあるでしょう。
違いはあって当然!
しかし互いの思いを知っておくことは大切ですね。是非お互いの思いをきいてみてください。きっとご夫婦の絆がより深まるでしょう。
そしてその絆は、今後の治療やお2人の人生の糧となることでしょう
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