治療の終結って・・・
「どうやって決めればいいんですか?」
「皆さん、スパっと決められるものですか?」
このようなご質問をお受けすることがあります。
決められない、決めたくない、、、いろいろな気持ちが入り混じって
途方に暮れることもあるでしょう。
スパッと決めるもよし、決めないもよし、
十人十色で、どんな道を辿ってもいいのだと思います。
一度治療を卒業すると決めてみたけれど、
やっぱり続けたいと、治療を再開された方もいらっしゃいます。
体外受精を一度だけトライすると決めて
「やれることはやりました!」と
次の人生に向けて出発された方もいらっしゃいます。
7月のブログ 「決めること」 にも書きましたが、
決めるということはとても難しい作業ですね。
特に治療の終結を決めるのは至難の業でしょう。
あの時治療を止めなかったら授かっていたかも…と後悔したくない。
そんなことを考えると、とても怖くて決められない。
私たちは残念ながら未来を見通すことはできません。
しかし、これまでの道のりをゆっくりふり返って、
これからどんな自分でいたいのかを考えることはできるでしょう。
3年後の、5年後の自分を、
周りの環境の変化と共にイメージしてみましょう。
そこから、終結かどうかの気持ちが
ゆっくりと形になってくるかもしれません。
治療の終結は 「ここ」 と決めなくてもいいと思います。
治療を続けながら、あるいは休みながら、
少しずつ方向が定まっていけばいいのではないでしょうか。
スパッと決めるもよし、緩やかに決まるもよし。
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