そう・・・
私達はライブの準備にとりかかった・・・。
ライブの準備って何をするのか?
一番大切な事は・・・
チケットを売ることなのだっ!(シャキーーン!)
これに尽きるっ!といっても過言ではないと私は思っている・・・。
しかも初めてのライブは、ただただお金を払ってやらしてもらえるというものではなかった・・・。
それは、V君が以前組んでいたバンドがかなり有名で(ジュンスカのコピーバンドだったのだが)、客入りがすごかったらしく・・・
セミプロ形式でのライブとなった・・・。
セミプロ形式というのは・・・
ギャラが発生し、ライブハウスからお金がもらえるという事だった・・・。
ってか、これを聞いた時、こんなへたくそなオレでいいのか?逆にかなり不安になっていくキャラメルマン・・・。
しかも、ギャラ制なのでチケットも高かったような・・・
ワンドリンク付で2000円くらいしていたと思う。
高っけ~!!
オレ見たいなヘタクソがやっているバンドに2000円ってっ! ← ほんと申し訳ないっ!と思った。
当時のアーティストのコンサート代は確か3000円くらいだったような気がする・・・。
5000円だったかな?
それと比べたら、めちゃくちゃ高い!
しかも40分だしねっ!
ま、対バンも来ているので、アンコール合わせて2時間くらいになるんだけど・・・。
それにしても、この高いチケットをどうやて売っていくか・・・?
私がとった行動は、友人・知人に声をかけた。
小・中学校が一緒だった友人、習い事先の友人、バイト先の友人、姉貴・・・などなどに、
「オレ、初めてベースを持ってライブするから見に来て~!」
と・・・。
この時、チケット代をもらうのは本当にきつかったな・・・。
と同時に、パー券をさばくと「どう儲かるのか」を理解した・・・。
数年後、この理解がイベントを成功させる・・・。
今回のライブは学際では無かったので、客入りを心配しつつも宣伝していく・・・。
特に男性の友人に声をかけると・・・
「フリッパーズ ギターって、誰?」
と聞かれる事がほとんどで、
知らないバンドのコピバンには興味がない・・・。しかもフリッパズ ギターって誰なんだよっ!
という理由で、男性、特に同い年から年上は「売れ行き」があやしくなったが、なんとか全員で6~70枚売れた。
7~8割が女性だった。
この時感じた事が・・・
同じ学校、しかも同級生は友達がカブるので、出来る限りみんな分かれていた方がチケットをさばきやすいことも学んだ・・・。 あっ!ここテストでるぞぅ~(笑)
だって私以外は全員同じ学校で、V君が1つ上でGとDは私と同じ同級生と、かなり近い中でのメンバーだったから・・・。
ちなみに全員の家をチャリンコで10分ぐらいで行けるという「とても小さい世界の中」であった。 行動範囲チャリンコっ!みたいな・・・(笑)
こんな近い中で、全パートがそろう程、この時のバンドブームはすごかったっ!
そうだったよねっ! これを見てくださっている年齢の近い方々!!!(爆)
話は戻り・・・
なんとかチケットを売る事が出来た・・・。
本当は100枚と言われていたのだが、初めてのバンドってこともあるので仕方がないだろう・・・と、ライブハウスの人からも了解を得た様子だった。
今から思えば、『ギャラ』 『セミプロ』という言葉を、『みぎひだり』よく分からないハナタレ小僧達に使い「やる気」をおこさせていたが・・・
結局はチケットさばくのは私達なんだから別に「セミプロ」でもなんでもない・・・。
だって、「ライブハウス代」と、「チケット代」のプラスマイナスで、プラスが「ギャラ」になるだけだから・・・。
しかも、最低何枚は売れないといけないっ!という縛りがあったからなおさらだ・・・。
大人ってグレイだね・・・。(笑)
そしてライブ当日となった・・・。
つづく・・・。
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