入試直前!凡ミス撃退法その1では、符号ミスについて報告しました。
今回は、考えが途中で迷子になってしまう事例について。
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同じ家から、目的地までいくのに
ベッキーさんが時速60kmで走る自動車でX時間かかった道のりを
すぎちゃんは、時速45kmで走る自動車で走ると、
ベッキーさんより1時間多くかかりました。
目的地までの距離はいくらあったのでしょうか。
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式は、
60×X=45×(X+1)
で、解けますね。
これをときますと、 X = 3
答え 3 km
と、書いて間違いですね。
実は、このような間違いも結構多いのです。
この式で X としたのは時間です。
一方、最初から問題を読み返して見ますと
目的地までの距離を聞いています。
だから、正しくは、X = 3より (距離は速さ×時間)ですから
60×3=180 答え180km
となります。
そんなことぐらい分かってるよー
と、お考えの方!
この問題例は、引っかかりやすいもっともカンタンな例。
これが複雑になる問題は数多くありますから
確認すべきは
いったい何を答えればいいのか?
という基本中の基本。
ひっかからないようにしましょうねー
それと、単位は忘れずに!