名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

よくある~ 間違いのパターンとは?

2013-05-09 13:02:23 | 中学1年

式の計算で、どういうわけか  同じパターンのミスを見かけます。

たくさんの人が同じパターンで間違えるというのは

授業のどこかで、大きな勘違いを誘発しているのでは?と推測します。

たとえば次のような 問題

分数の割り算は、分数の分母と分子をひっくり返して(逆数にして)

逆数のかけ算になおして計算する。という方法がありました。

そのやり方で解いたら上のようになった!

このように考える方が多数います。

なるほど分数はひっくり返っているように見えますが

分数の一部しかひっくり返っていない!のです

このようにABを分子側に仕分けしてから上下をひっくり返しますと

間違えずに計算できます。

そして、符号ですが

×と-は、並べて書けない!(これがあまり伝わっていません)

式の中に符号(特にマイナス)が入っているときは

符号の計算を先にして、この式はプラスになるのか?マイナスになるのか?

先に書いておくと、後は符号を考えずに計算できますね。

今回は、計算結果は符号がプラスになりますから

となって、後は約分して整理します。

解き方にもパターンがありますが、

間違い方にも パターンがあります。

どちらも経験し、理解できますと  正確な計算ができるようになります。

 

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前回の課題

ふたつの抵抗が並列に接続された場合の

抵抗の合計Rは?

電圧をE(v)、抵抗R1(Ω)、抵抗R2(Ω)、

R1に流れる電流 i1(A) R2に流れる電流 i2(A)  とすると

いいですか?いっきに書きますと

 

となります。

習った公式と一緒でしょ?

理科っていうより、まるまる数学ですね~

 

ただ、理科が数学と違うのは

計算通りにいかないことが多々ある!ということです。

原発も計算上では、事故は起こらないことになっていますから。