中学2年になって、連立方程式っていうのを習いますと
こんな問題が出てきます。
問題:
2けたの自然数があります。各位の数の和は13で、十の位の数と一の位の数を入れ替えた数は。もとの自然数よりも27小さい。
もとの自然数は、いくらでしょうか?
これは、十の位の数をX, 一の位の数をY として式をつくりますと
X + Y =13 ------------------- A
(10X+Y)-(X+10Y)=27 --------- B
Bの式を整理しますと
9X-9Y=27
X-Y=3 となり、Aの式との連立方程式にして解きます。
X + Y =13
X - Y = 3
2つの式を足し算して 2X=16より、 X=8、そして Y=5 となり
もとの自然数は、 85 と分かります。
この問題をよく見ますと、自然数という条件がついています。
でも、X と Y の答えは これ以外にはありませんから、
なにもここで自然数と書かなくても 数 だけでよかったのではないか?
そう考えると この自然数という条件は無駄だったのでしょうか?
しかし、この自然数という条件は絶対に必要なんです。
この条件を付けないと他の答えも出てしまう!
この 他の答え って、何だか分かりますか?
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前回の答え
下の円Bの円周を、直線に伸ばして書いてみますと
上の円Aの円周分まで、Aが回転したところで、矢印は元の位置(一回転)
円Bの円周は、円Aの円周よりも1.5倍長いので
円Aが、1.5回転したときは 矢印が真下を向きます。
直線に伸ばした円Bの円周を円Aが乗ったまま 元の円周に戻しましても
円Aは、1.5回転したときと同じ向きですから、
矢印は真下。時計方向では6時の方向となります。
ではでは、
円Aと、円Bを入れ替えて、
円Aのまわりを、円Bが一周するとき、
円Bの矢印は、どの方向を向くのでしょうか?