広瀬隆著『原子炉時限爆弾』を読めば、日本はもう手遅れだ!と判る。

2011-04-14 | 難しすぎる話
広瀬隆氏 ニュースの深層3-17(木)1.flv






原発周辺「20年住めない」=菅首相が発言、その後否定

↑:いやいや・・百万年住めないぞ。

「社会的に許されない」=電力会社への経産OB天下り―枝野官房長官

↑:まぁ、それを放任してたのが、自民党と現在の民主党政権じゃ。

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ワシは今、広瀬氏の本を読んで愕然としている。
日本はもう手遅れだ!と。

「制御棒を入れて核分裂が止まったから安全に停止した。」と言う説明は、
実にデタラメである事が判った。

“崩壊熱”・・・ウランの核分裂によって生まれた放射性物質が永久に出し続ける熱。
原子炉を停止した後も、燃料棒は崩壊熱を出し続ける。
この高温の燃料棒からタービン建屋に送られてくる熱エネルギーを冷やさなくてはならない。
更に、タービン建屋と原子炉建屋とが連結されている配管が壊れたら、
原子炉そのものを冷やさねばならん・・・。

それが出来なくなると、メルトダウンとかいう大惨事になるらしい。

『高レベル放射性廃棄物』・・・原子力発電のウラン核分裂によって出来た廃棄物。
地下深くに廃棄するんだけど、100万年経っても消えないんだって。
ついでに、
NUMO(原子力発電環境整備機構)

正しくは『放射性廃棄物管理機構』のこの説明もイカサマだ。
ガラス固体もステンレスも、何の意味も無いらしい。
いつかは腐食して、高レベルの廃棄物が地中に染込んで行くのだそうだ。

ハッキリ言って、もう手遅れだ。

ワシは核武装論者であったが、甘かった。反省する。
日本は既に核武装まがいの事をやってしまっている。
日本全土で54基の原発を作っている。
恐らく広島原爆の100倍ぐらいの量だ。
しかも、その惨害を被るのは他でもない日本人だ。

作ってしまったものはもう仕方が無い。
今後出来る事はと言えば、更にこの様な「悪魔の様な発電機」を作らない事!・・・それしかない。

つくづく思うが、人類というモノは愚かな生き物だ。

石原都知事じゃないけれど、これは間違いなく『天罰』だ。