カワカミプリンセスの連勝を阻止したのはスイープトウショウでもなくてフサイチパンドラでもなくて奇跡としか言いようのない降着。
女傑スイープトウショウよりもずっと強いことを証明できたのに結果は最悪。
あれはアウトなのかなあ?厳しい。
降着を運命のひとことで片付けてしまうにはあまりにも哀しい、四位。
見かたによってはヤマニンシュクル四位の自爆と見れなくもない。
降着で得した人はヤマニンシュクル四位に感謝だ。
カワカミの力を信じれば右に行かなくても左に進路を取れば勝てただろう。
それはジョッキーの一瞬の判断なので責めることはしない。
運がなかった。ジョッキーも。馬も。幻の的中馬券を買った人も。そして私も。
G1レースの優勝馬で降着になったのは他には1991年天皇賞秋(GI) のメジロマックイーン しか知らない。
重賞レースの優勝馬で降着になった馬は最近では2002年カブトヤマ記念(GIII) のカンファーベスト (次週マイルCS出走予定)くらいしか思い浮かばない。
それほど優勝取り消し処分は限りなく奇跡に近い。
福永が笑顔も見せずに勝利ジョッキーインタビューを受けていた。
マックイーンの降着でたなぼた勝利のプレクラスニー江田のように。
1996年のエリザベス女王杯では女傑ヒシアマゾンも2位から降着になった。
そのときの勝馬は四位ダンスパートナー。
私の雀友がヒシアマゾンの単勝、ダンス─ヒシの馬連を各10000円買っていて、「馬連が当たったからOKです」と喜んでいて数十分後に凍りついたのを思い出す。
ディープインパクトが薬物疑惑で悪者に。で、今回の悲劇。
時代って奴はスターホースを好まないのか?