ジンクス

日本シリーズなだけに日本ハムが日本1

北海道日本ハムファイターズには「おめでとう」だけど・・・

最初は日ハムを応援していた私だが、途中から中日を応援するようになった。
新庄のカメラを意識したプレーよりも悲壮感あふれる中日に惹かれていた。
しかし悲壮感は栄冠とは握手できないことも薄々感じていた。
ソフトバンク松中の悲壮な思いは重すぎて勝利の女神に届かないのと同じように。

日本シリーズの分岐点は第2戦に集約されていたと思う。
山本昌　41歳
日本シリーズ通算ここまで0勝3敗
日本シリーズには勝てないというジンクス。

1つ目のミスは1点リードの5回ウラ、ノーアウト1.2塁。
山本昌のバント失敗。流れが止まった。
そして最大のミスは2アウトまでこぎつけて2.3塁。
続投を決めた落合監督の優しさは責められない。
しかしジンクスは山本昌の肩に手をかけた。
金子の打球が野手の間を抜けるときにジンクスが誇らしく微笑んだ。

中日ドラゴンズには星野氏の現役時代から根付いている
「日本シリーズには勝てない」
というジンクスはやはり生きていた。
星野氏が中日を離れてもその負の遺伝子は継承されている。

恐るべし、ジンクス。

満場一致の沢村賞投手ソフトバンクの斉藤和巳も日本シリーズ、プレーオフ、まだ1勝もできないままでいる。
大エースもジンクスとは無二の親友だ。

立浪、福留、川上・・・
生え抜きの選手が中日でプレーする時間はだんだん少なくなる。
超えたいジンクス。
超えられないジンクスのジレンマ。
ジンクスの壁は厚い。