こんばんは
岡崎市大門の助成・小児専門鍼灸院
ふじのはな鍼灸院です
このブログでも何度か取り上げている
「起立性調節障害」
うちの子ってこれかも?という親御さんから
たくさんお電話をいただきます
しかし
鍼灸って本当に効くの?
そんな治療するほどでもないのかも
と足踏みをされている方も多いように思います
起立性調節障害は自律神経の病気です
時間がたつにつれ
どんどん治りにくくなります
今回は起立性調節障害の症例をご紹介します
来院を悩んでいる方の参考になれば幸いです
過去の起立性調節障害の記事
14歳 女性
X年12月初診
症状
1年前からズキズキとした頭痛
便意のない腹痛が出始めた
その後学校行事から症状が悪化
朝のひどい頭痛や立ちくらみ、めまいで
自力で起き上がれなくなり
学校へ全く行けなくなった
夕方からは元気になる
首肩・背中の緊張、足の冷えが
強い状態だったため
体の緊張を取り除き
自律神経を整え
全身へ血流が巡るよう
週2回のペースで治療をはじめた
当院では本来、小中学校のお子さんには
刺さない鍼(小児鍼)を使用します
鍼が怖い、というお子さんでも
刺さない、触れるだけの鍼なら大丈夫と
リラックスして治療を受けてくれます
触れるだけの鍼で症状は十分改善します
しかし今回は
お子さんの体格や症状、体の反応を見て
髪の毛程の細さの鍼を使用しました
治療経過
初診〜4診目
起床時の頭痛や立ちくらみはあるが
10:30に何とか起きていた状態から
声掛けがあれば8:30過ぎに
起きられるようになった
4診目
背中の緊張が和らいできたため
頭痛やめまい・疲労感が減り
体を楽に動かせる日が増えてきた
また痛み止めの使用も少なくなった
起立性調節障害は
患者さん自身と周りの大人の
協力があってこそ治療ができます
患者さんには
〇できるだけ同じ時間に起きること
〇日に当たること
〇体調が良ければ体を動かすこと
を意識してもらいました
またご家族には
そのフォローや声かけを
ご協力いただきました
初診から一カ月後の変化
自律神経が整ったことで
体調の改善・昼頃から活動できるようになり
胃腸の運動が活発になったことで
食べられなかった食事も
摂れるようになりました
現在も
生理や睡眠の状態を整える治療を含め
週1〜2回のペースで
治療を継続しています
小学校~高校の間は目まぐるしく環境が変わります
・成長期による身長や筋肉の発達、生理などの変化
・思春期の心身の変化
・人間関係の複雑化
・新学期、進学などの新しい環境
これらの状況は気づかぬうちに
自律神経やホルモンバランスを乱し
末梢血管の血流障害を引き起こすことで
起立性調節障害を発症します
放っておくと乱れた状態が定着し
気持ち的にも行きたくなくなってきて
症状が治りにくくなります
鍼灸治療は
患者さんの年齢や症状
周囲の環境などからも原因を探り
1人1人にあった治療をしていきます
家族や友達にも言えない気持ちを
私たち鍼灸師には打ち明けてくれる子も
多くいます
少しでも楽な時間が増えるよう
やりたいことができる体になれるよう
頑張りすぎず
ひとつひとつできることを
見つけながらやっていきましょう!
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