こんばんは
岡崎の女性・小児専門鍼灸院
ふじのはな鍼灸院です
梅雨が明け連日の猛暑で
胃腸の調子がすぐれない方も
多いのではないでしょうか
普段からおなかの調子を崩しやすい方
要注意ですよ
おなかの中で悪さしている菌が
増えているかもしれません
今回はSIBO（シーボ）という
最近認知されるようになってきた
病気のお話です
SIBOとは何のことかピンとこない
そういう方のほうが多いかもしれません
この病気は
小腸内細菌増殖症
と呼ばれるものです
症状は腹痛、下痢、便秘、おなかの張り
などが挙げられます
では、どのように症状として現れるのか
要因は
胃酸や膵液、胆汁といった
食べ物を消化し
腸内の雑菌を増やさないようにする
消化液の不足や
小腸自体の動きが悪くなることで
雑菌が溜まってしまうこと
などが挙げられます
小腸に雑菌が溜まり
これが異常に増えてしまうと
この細菌がエサとして
栄養素を横取りしたり
また、栄養素を分解するときに出てくる
水素やメタンガスのような空気で
おなかが張ってきてしまいます
さらに細菌が出す毒素が
小腸の粘膜を傷つけ
腸内環境が悪くなり便秘や下痢
免疫力の低下を引き起こしてしまいます
腹部エコーや内視鏡などの検査では
分からないので
これらを診断するには呼気検査で調べますが
残念ながら現在保険が使えないので
自費での検査となるそうです
SIBOはどうやって治せばいいのか
腸の話なのでまずは
食事を変えることが必要です
小腸の細菌を増やしてしまう食事を
FODMAP（フォドマップ）といいます
FODMAPとは
発酵性のオリゴ糖、二糖類（乳糖）
単糖類（果糖）、ポリオールのことで
小腸での吸収が悪いものになります
ですのでこのFODMAPを
避ける食事をする必要があります
実はこれらの症状に対して
鍼灸治療が有効です
下痢、便秘、お腹の張りは
ひどくないけど慢性的にある
といった場合でも症状が楽になります
また腸の動きはすべて
自律神経が動かしています
鍼灸はこの自律神経を整えることを
得意としています
よって腸の動きも整うのです
食事改善と鍼灸治療の併用で
腸の不調を良くしていきましょう！
最後にもう一度
おなかが張って苦しい
げっぷがよく出る、下痢、便秘が多い
そういった症状が出ている方は
一度自分の体を
見つめなおしてみませんか
いつでもご相談ください
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