全国的に安倍政権が進める戦争法案(安保法案)に反対する運動が拡大し、沖縄の辺野古新基地建設反対運動と連動している中、日音協の歌が、各集会の中で歌われています。
そうした中、第5回の沖音協合宿を、旧盆あけの8月29日~30日の日程で、恩納村のコテージを借りて行いました。
合宿は、仲間どうしの「絆を深める」ということをテーマにしていますが、今年は、「新しい歌をつくる、あるいはこれまでに作った歌をリニューアルする」という課題を掲げました。
沖音協11人の会員の中で、7人が参加し、昨年に引き続き講師として、沖音協がいつもお世話になっています、みやぎこういち さんも参加し、合わせて8人の参加です。
「新しい歌をつくる、あるいはこれまでに作った歌をリニューアルする」という合宿課題で、本村さんは、詩を作ってきました。
それを、みやぎこういち さんと一緒に、メロディをつけ、詩を少し直して、仕上がりました。
みんなの前で発表し、好評でした。 歌いながら、その思いを膨らませて、もっといい曲にすることになりました。
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「守りて掲げよ」作詞・作曲 本村光雄 補作 宮城こういち
1番
いくさに学べ ときの政権よ
徴兵への道は 悲しみへの道
捨ててはいけない 平和憲法
守りて掲げよ 9条の心
2番(1番繰り返し)
HUMIYOさんは、「ケサラ」を覚えたいということで、ケサラをみんなで歌った後、本村さんの持ち歌4曲が発表されました。
今回の合宿で、私(平良)は詩の朗読をしました。
昨年、「標的の村普天間実行委員会」から知り合いになった「真壁みき」さんが作った詩です。
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大きな声で叫ぶ勇気を持っていないから...
小さな声で平和の歌を歌う 詩:真壁みき
名前しか知らないあの地では、
小さな兵士が武器を持ち、 レンズのむこうに僕を見る。
絶望と希望の入り混じる強い眼差しで。
ガレキの山のてっぺん、少女は幼い弟の手を
強く握ったままで無垢な笑みを空に放つ。灰色の空に。
小さな赤ん坊を背負い母親が水に溶かしたわずかなコメに
感謝を捧げ見えない明日に希望を祈る。
深い痛みの中にあっても小さな光を探し求め今日を生きる。
こんな世界を変えたいけど、僕の声はあまりにも小さくて。 弱虫な僕は大きな声で叫ぶ勇気を持っていないから
平和の歌を歌う。
声がかすれて この喉が音を持たなくなっても、 君に届けと願いながら、 祈りながら、僕は 平和の歌を歌う。
あの小さな兵士が武器を下ろし ペンを持つ日が来ますように。
少女の見上げる空が 青く光っていますように。
母親の背の赤ん坊が声を上げて笑っていますように。
世界が子どもたちの笑い声で満ちますようにと、
願いながら、 祈りながら、 僕は歌う。手を繋ぐ。
繋いだ手と手が広がって、 広がって、 君に届けと歌う。 世界中の子どもたちに届けと歌う。
願いながら、 祈りながら、 僕は手を繋ぐ。
交流は、夜中まで続けられました。
10月のトランジットモール 11月の室内コンサート 12月の笑顔笑顔のクリスマスコンサート と年内の活動もそのとき相談しながら決めました。 実りある合宿でした。