山の頂上にいるチームと、山のふもとの小高い丘のチーム。H中学とわが奥田中学のたとえです。
山の頂上は、雨風も強く、日差しも強い。水もなければ、食べるものも無い。
しかし、頂上にたどりついた者しか見ることのできない夢のような風景を体感することができ、頂上を極めた最高の達成感と優越感を体験できる。
山のふもとは、水も食料もある。風や日差しをさえぎる木々もある。昼寝をしたり楽しく遊んでいるには、最高の場所であります。
テスト前ということもあり教頭先生に大会の参加を遠慮することができないかと相談されました。理由は、疲れて勉強ができないとのことでした。
「そんなに子供を甘やかしてどうするんですか、これからの日本は大変なことになりますょ。」
そんな大きなことを言って参加した大会でありましたが、この子達は、ほんとうに、雨嵐や強い日差しを受け、重い食料を担いで、山の頂上をめざそうと思っているのだろうか。それとも、頂上に行くのは、危険だと、引き止められ、守られているのだろうか。
そんなことを感じた大会でありました。