ぐうたら老人のカオスな放課後

第一線をリタイヤ。世の中を斜めから覗く日々。

大震災に寄せて

2011年04月20日 | 日記
東日本大地震から一月半が過ぎようとしている。
東北で生まれ育った自分にとって、この震災は衝撃的な出来事であった。
自分が育った地方は大きな被害がなかったとはいえ、自分を育んでくれた東北の大地の惨状は言語を絶する思いであり、しばらくはその思いを言葉として現すことが出来なかった。

何はともあれ、この大災害で被害を受けた皆様に心中よりお見舞いを申し上げます。
福島の人々は自分たちに直接利害のない施設のおかげで、避難などを余儀なくされることに言いようのない憤りを感じておられるのではないでしょうか。

復旧・復興まで長い歳月がかかるであろうと言われておりますが、東北人特有の強さで明日に向かって立ち上がることを祈念します。
東北は冷害などの自然災害との闘い、明治政府の薩長閥からの冷遇、他地域の人からの冷笑など様々な苦しみに負けることなく今日を築き上げてきた力強さを秘めています。その力を東北復興へ発揮されることを強く祈念するものであります。


震災報道からそれぞれのマスコミや政治家の本質や本音、専門家の専門的知識の深浅と科学に対する態度、有名人無名人の思い、行動様式、本音など様々なものが見えた気がしますが。人間は非常時にその本質が表出するという古人の言葉を再確認しました。