ひねもすのたり☆PNG

縁あって来たPNG…日々の生活を綴ります

1日ツアー体験

2006-07-10 | パプアニューギニア生活
今日は、ポートモレスビーから車で1時間強のところにあるガバガバ村へ、旅行会社のツアーで行ってきました。在PNG邦人の方のお友達が日本より見えたので、ツアー参加をその方が募ったところ(ツアー人数が多い程、料金が安くなる仕組みです)、日本人ばかり2桁参加!随分集まりました。約7時間のツアーで、お値段は200キナ(約7,000円)でした。

ガバガバ村は人口2~3,000人のかなり大きなビレッジ。電気も通っています。陸上だけでなく水上にも家があり、ビレッジ内にはなんと小学校と教会がありました。この村の4割の人が、ポートモレスビーまで働きに出ており、あとの6割は村内で生活を営んでいるとのこと。ポートモレスビー自体の失業率は7割と高いので、ガバガバ村は経済的には多少恵まれている印象を受けました。片道1時間もかかる距離を、通勤している方がいるとは驚きですね。まるで日本並みです。ちなみにバス料金は片道5キナ(約180円)だそうな。5キナ握りしめてバスに乗り、帰りのバス代+αをポートモレスビーで稼いで来るという感じでしょうか。

村内を少し散策した後、水上にあるTomさんのお宅訪問。そこで、地元に昔から伝わる歌&ダンス(シンシンといいます)のパフォーマンスが披露され、魚、チキン、ライス、イモやバナナの蒸し焼き料理がランチにふるまわれました。アジのような魚は油で揚げてあり、香ばしくて美味しかった!ライスは、カボチャと一緒にココナツジュースで炊いたもの。シンプルなお米に親しんでいる私には、お米なのにお米じゃない?!みたいな異質な味覚でした。

ここで私は、生まれて初めてのココナツ体験!各人一つずつココナツの実を頂き、ナイフでガリガリと穴を開けてジュースを飲みました。南国に住んでいる割には今まで機会がなかったので嬉しかったですねー。ココナツジュースはもっとどろっとしたものかと思っていましたが、さらさらで甘みもないんですね。想像とは全く違いました。中の果肉は、若いココナツだったせいか、固くてちょっと全部は食べられない感じ。熟してくるとゼリー状になり、また違う食感のようです。ココナツはポートモレスビーのローカルマーケットでも手に入りますが、もうここで体験できたので満足です。

乾季には珍しく、今日は小雨の降るあいにくの天気でしたが、良い気分転換となりました。ポートモレスビーでは外を歩くことができないので、村の散策も楽しかったなぁ。ツライことの多いPOM生活ですが、そんな中でまた一つ、素敵な思い出ができました。カメラを持って行くのを忘れたのが、唯一心残りです。

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