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セピック川流域では、昔からすべての自然に精霊が宿ると信じられてきたそうです。その中心となるのが、ハウスタンバランと呼ばれる精霊の家。ここでは村の大事な祭祀や政治が行われてきたとか。神聖な場所で、中に入ることができるのは同じ部族の男性のみ。女性は入れません。
近年、キリスト教の布教とともに精霊信仰はすたれ、この地域にまで貨幣経済も浸透してきた為に、精霊の家の存続が難しくなってきているとのこと。観光客向けに建てられることはあっても、従来の目的とは別のところにあるようです。
今回の旅では、精霊の家をいくつか訪問しました。観光客向けなので、女性である私も中に入ることを許可されましたが、帽子は脱ぐようにと言われました。写真はTimbunkeのもの(夫撮影)。中で伝統楽器の演奏を聴きました。木をくりぬいた内部を叩き、音を出すという簡単なものですが、音の洪水に慣れた身にとっては、素朴さがかえって新鮮に感じました。
近年、キリスト教の布教とともに精霊信仰はすたれ、この地域にまで貨幣経済も浸透してきた為に、精霊の家の存続が難しくなってきているとのこと。観光客向けに建てられることはあっても、従来の目的とは別のところにあるようです。
今回の旅では、精霊の家をいくつか訪問しました。観光客向けなので、女性である私も中に入ることを許可されましたが、帽子は脱ぐようにと言われました。写真はTimbunkeのもの(夫撮影)。中で伝統楽器の演奏を聴きました。木をくりぬいた内部を叩き、音を出すという簡単なものですが、音の洪水に慣れた身にとっては、素朴さがかえって新鮮に感じました。