読書が ”書く” につながる。
食べ物が血と肉を作るように、既存の文学が自分の吐き出す
言葉の源を作り出してくれる。自分もいつか、だれかの言葉の
栄養分になりたい。
ー作家・綿矢りささんー
※1月17日付読売新聞朝刊「広告のページ」から抜粋。
☆
きのう(1月16日)、芥川・直木賞が発表される。
今回の受賞作は3作品。
このなかで、ぜひ読んでみたいなと思った作品は、第158回芥川賞を
受賞した2作のなかの、「おらおらでひとりいぐも」・若竹千佐子さん。
50歳を過ぎて小説を書き始めた作家の、デビュー作での受賞は初めてだそうだ。
”おらおらでひとりいぐも” とは東北弁で、
「自分は自分、一人生きていく」という意味で、題のもとになったのは、
故郷岩手出身の宮沢賢治の詩「永訣の朝」の中の言葉。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます