音楽教室paragon 上原です
最近のギター雑誌を見ると
聖飢魔IIのライブの記事が目に留まって
? このタイガーうちにもいるよ!
てな事で
なんも懐かしくて記事にしてしまいました
このギター購入したのは1990年代です
今も健在している沖縄市のパークアベニュー通りにある
照屋楽器店でFernandesのカスタムギターとして売られていました
結構な高額ギターでしたが
清水の舞台から飛び降りて購入しました
puにはダンカンが着いていて
ブリッジが初期のフロイドローズ(微調整ネジが付いた)
アップグレードそのままです
木材も良いのが使用されているので
ネックのソリも無し
音も綺麗に伸びていきます
聖飢魔IIの記事を目にした瞬間に
”兄弟タイガーうちにもいるよ” と叫んでしまいました
雑誌の記事では
聖飢魔IIのライブにゲスト出演者がタイガーギターで
何曲か演奏して... 数曲での出演では物足りない
もっと演奏して欲しかった... と書かれていました
実はこのギター
自分でもライブで使用したのは数十年の間に1~2回です
ずっと自宅待機ギターです
何でか
重量が思っているより有りまして
若かりし頃はなんでも無いと思っていたのですが
木材と初期フロイドローズが結構な重量で
レスーポール以上に重いです
思うに
聖飢魔IIでの出演者
腰痛持ちじゃない?
ミュージシャンには多い病気です
特にベースとギターは
市販のお米くらいの重量の楽器を
数時間のライブの間中ずっとぶら下げて走ったり
アクションを決めたりしながら
お客さんを楽しませますが
その一方で体への負担はすごいものがあります
本当に身を削っています
そのミュージシャンのステータスな楽器だったとしたら
その楽器を置いて他の楽器で演奏できるはずも無く
やって数曲が限度(演出上の時間配分もありますが)
演奏者が業界から離れていく原因の一つでもあると思います
じゃあ軽い楽器で演奏すれば!ということで
最近の楽器は軽量化が進んでいます
でも
音色で言うと重量と音の伸びや迫力は
ある程度以上じゃないと納得の音色にするのには
マイナス要因が多すぎて大変です
軽くて強い木材、あるいは素材は
結構な値段になるので楽器として仕上げると高額
重くても何しても音色重視でいくか
体を労って音色を犠牲にするのか
近年の楽器は軽量化と共に
音楽自体の重量感も足りなくなっていて
昔のように音が塊で飛んでくる感じが少なくなって来ています
1970年代から2000年くらいまでにロックのライブを体験した人たちの様に
若い世代のデジタル化した音楽に慣れている人にも
音が中心部分で塊で出てくるライブを体験させる機会がないものか
作れない物か と思っています