昨日、東海地方は梅雨入りしました。
これから雨の日が続くと、釣り日和になかなか恵まれないと思いがち。
しか~し、そうとも限らない!?
からっと晴れた日の釣りは爽快ですが、その分、海中の透明度はあがる。
透明度があがると、その分釣り糸など仕掛けも見えやすくなるので、魚の警戒が強まるんだなこれが。
魚の釣れる条件としては、潮の満ち引き(小潮→中潮→大潮)を把握することが最も大切。
満潮時刻の前後二時間、かつ潮の流れがある場所ほどが釣れると言われています。
加えて、朝夕のまづめ時(日の出・日暮れ)や、海の濁り具合も大切。
梅雨ということは、曇り空が自然と多くなり、日中でも海中は暗い。
雨が振っていればなおのこと。
となれば、いつもより釣れるチャンスがある!?
まあ、雨具を着たり、雨中の悪コンディションという煩わしさもあるのですが。
そこは釣りキチ○○で乗りきりたいものです!
おっと、今日は釣りのテーマでブログを書こうと思っていなかったのについ…
閑話休題。
今回は、僕が以前サポートしたひきこもりのAさんについて書きたいと思います。
内容は、特定を避けるために、いくつかのケースを混ぜて書きます。
しかし、記されていることは、どれも実際にあったことです。
Aさんは、自営業だったご両親の下、小中高の各時代を過ごされました。
クラスメートや学業に悩みつつも、親思いのAさんは、ご多忙のご両親に心配をかけまいと
懸命に学校生活を送られたそうです。
高校卒業後、早く自立したいと営業の仕事に就きました。
しかし、そこでも上司や同僚との付き合い方に悩み、不本意にも退職。
Aさんはその後、自分はこころの病かもしれないと、自尊心を心の奥底にしまって病院に行きました。
医師は、Aさんのお話を充分に聴かないままお薬を処方。
そのお薬を飲むと、確かに不安感は和らぐものの、それ以上に喉が渇いたり、頭がクラクラする。
自分はフラついている実感はないのに、柱にぶつかったりモノにつまづく回数が増えました。
そこで、そのことを医師に相談すると「私が処方した薬に間違いないから」とつれない返答。
自分の体がどうなってしまうのか不安が高まったAさんは、以降その病院に行くを止めました。
一方、ご両親は仕事を辞めたAさんに失望。
「そんな弱音ばかり吐いてどうする」とすぐにも再就職を迫りました。
そんな状況が続く中、次第にAさんは強い人間不信に陥り、部屋から出てこなくなりました。
出てくるのは、家族が寝静まった夜中。
独りでひっそりと食事をとり、入浴。録りためたテレビ番組を見る時が唯一安堵できる時間。
そして、明け方家族が起きる前に部屋にそっと戻る。
そのような生活が10年以上続きました。
その間、ご両親は、これまた各々のふがいなさを押し隠しつつ、保健所や病院、カウンセラーなど、
相談機関をいくつも回りました。
しかし、的を得た助言には恵まれなかったそうです(※1)。
そうして、ご縁あって、僕はご両親と出会いました。
お父さんは、開口一番「○歳にもなろうというのに、ろくに部屋からも出ず、食ってばかりいる」
お~、なかなか厳しいコメント。
「これでは安心して老後も過ごせない」
「私たちの育て方が間違っていたのでしょうか」
「なにか特効薬はないのか」
ご両親の切実さが迫ってきます。
そこで、僕はどう返答したのか。
どのような支援を始めたのか。
続きはまた次回。
ここまで読んでくださった貴方に感謝。
※1 ひきこもり状態の人をサポートする援助機関は、保健所・ひきこもり地域支援センター・子ども若者総合相談センター
精神科医療機関・大学相談室・社会福祉協議会・家族会・NPOなどがあります。親御さんは、すぐにでも役立つ解決策
を求めて各支援機関に足を運ばれる方が少なくありません。ですが、すぐにでも役立つ解決策(特効薬)はないという
のが、まっとうな支援者のスタンスです。不幸にも、ここにミスマッチが生じるようです。