とある お話 ひとつ
ご子息(Aさん)が 全く 口を利かない
そのため 意思疎通 困難だと 親御さん(Bさん)
最近 精神の病ではと 心配されている…
J 「何か、心当たりは…?」
B 「特にありません…。部屋に独りで居るのに時々、笑い声も聞こえてくる
のです。知人に話したら、『それは、空笑じゃない!?』と言われ...」
J 「いわゆる、統合失調症(幻覚)によるものと…」
B 「そうです!だから私、心配で…」
そこで Aさんの日常 特に
以前はあった 親御さんとの エピソードを 尋ねてみた
B 「たいしたことじゃないですが、以前Aが自分で飲んだカップを、自ら
洗っていたんです」
「でも、私はその日、たまたま食器類を漂白してて。こんな時世です
から、除菌するに、こしたことはないじゃないですか。それで、Aが
居なくなった後、カップを漂白したんですね」
「そしたら、Aが戻ってきて『さっきの洗い方じゃいけなかったのか』
と。私が『そんなことはない』と言っても、『どうせ俺のすることは
信用ならないんだろ!と…」
加えて Aさんは お部屋に インターネット環境があり
しばしば 動画を ご覧になるとも 伺った
Aさんが 親御さんと 口を利かないのは
統合失調症というよりも
ご自身が されたこと(カップを洗ったこと)を
親御さんに あからさまに 否定されたという 誤解から
そう推察した
僕は 親御さんに
カップの件は 申し訳なかったこと
漂白は たまたまだったこと
それを メモでも良いので 書いて
部屋の前に 置くことを 提案
「そんなことで、良いのですか…?」と親御さん
そのような ことこそ 大切と 考えます ♬