何となく今年は良い事あるごとし 元旦の朝 晴れて風なし
これは、石川啄木の歌です。
元旦は、何やかや言いながらも、
一応、こういう清々しさも感じていました。
ほんの1週間前の事です。
そこから1週間。
感染者が一気に増えてるのを目の当たりにして、
しつこいぞっ!と腹立たしくなります。
いつまでこんな感じなの?とゲンナリもします。
こんな時には、耳元で2人の悪魔がささやきます。
1人は、
「オマエなんかが何もできないよ」という悪魔。
もう1人は、
「難しく考えないで楽しくやろうよ」という悪魔。
だいたい、人が地道に生きていられない時は、
この2人に乗っ取られてる気がします。
不機嫌な時は、前者にやられてるんだろうし、
ゴキゲンに浮かれてる時は、後者にやられてる。
今だからこそ、
「悪魔に魂を売り渡さない」、
ということを意識していたい。
ファウストとかじゃない、ふつーの私でも。
つまり、
何かをやるのは小さくても無駄じゃないし、
浮かれてても問題は解決しない。
そんな気分になった時には
「あ、悪魔がささやいてる」って気づきたい。
何かを始めるのはいつでも1人からだし、
自分がどんな社会を望むのかを知りたければ、
浮かれていないで考える方が早い。
ただね。そうは言っても、
看護師さんが掃除や納棺までやって、
患者さんに向き合えないでいる、と聞けば、
役立たずな自分にガッカリするのよ。
だけど、それでも、やっぱり
「オマエなんか何もできないよ」
という悪魔に魂を売り渡して、
むなしい気分で落ち込んじゃったらダメだ。
「すみません。ありがとうございます」と思いつつも、
図太く自分で居続けて、自分の持ち場を整えること。
たとえ、自分の部屋のホコリを拭くだけでもいい。
学びたいことを1ページ分学ぶだけでもいい。
落ち込んでないで、浮かれてないで、
自分を整え、日常を整え、持ち場に尽くす。
そんな、まっとうな日々を送りたいのです。
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