『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

バイオグラフィー・ワーク⑥人生のテーマは見つかったか?!

2021年04月25日 | 神戸シュタイナーハウス
生まれてから学校を出るくらいまでは、
世界からモノも教育も愛も与えてもらえます。
そして世の中に出て社会で鍛えられ、
中年期を過ぎると、今度は
自分から社会に何かを与えて行ける年齢になっていきます。

そんな風に人生を大きく3つに分けて、
それぞれ7年ごとに分けて整理し、振り返りながら、
自分の人生のいろんなシーンに光を当ててきました。

今回はこれまで9か月かけて見てきた自分の過去の中から、
人生を貫くひとつのテーマを探ってみる、
という総括的な回です。

前回までの内容は以下をご覧ください

▼これまでに描いたものを全部並べて
輪になって座り、
9か月かけてこれまで描いてきた絵や粘土の写真を、
一人ひとりが部屋の中心から自分の席に向けて、
放射状にずらりと並べます。

真ん中から第1七年期、第2、第3と並べて行って、
円周のフチに立っているところが第7七年期の今の自分。
遠くから、また近くから、じっくりと眺めてみます。

最初の絵を描いてからずいぶん日が経っている上、
にじみ絵や粘土は印象がガラリと変わる。
確かに自分で描いた(作った)のに
「コレ、何を描いたんだろう?」とピンとこないものもありました。

それなのに、他の人が
「その絵、まさにオキツさんですね」と
すごく納得してくださってたりもして。

私が私を一番良く理解しているとは限らない。
それが見える、なんとも不思議な感覚です。

▼自分の人生のテーマが見えるでしょうか?

こうやって、先月まで取り組んで来た絵や写真、
そして今日取り組んだ「未来」と、
自分でひとつ選んだ「心象風景」。
一人ひとり、その絵を見ながら、
一連の絵や作品から感じる、見えるものを探しました。

さて、自分の人生を貫く一本の糸、
つまり、この人生のテーマが見えて来るでしょうか? 

個人的な事を言うと、0歳~7歳の第1七年期に
「2つの世界の間にいるなぁ…」と思ったことは、
他の経験を重ねるにつれて曖昧になっていきました。

しかし、今までの歩みをこうやって一覧で見てみると、
最後にやっぱり
「今も、現実と理想、会社とフリー、
経済とやりたい事の間に立って、
なんとかバランス取って調和させようとしてるよなぁ」
と、同じところに帰結していったのです。

しかも、自分の人生に一番大きな影響を与え続けている
『自由の哲学』という本も、
「二元論から一元論へ」というのが
ひとつの大きなテーマ。

善悪、快不快、他者と自分を、
対立する二つではなく、
両方あってひとつの事象として理解しよう、
ということですが。

こんなにいろんな「二つの間」にいる自分が見えると、
単なる妄想とはとても思えません。

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