『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

客が声を出さないのがウリのラーメン屋

2020年02月27日 | 手足を使う日々
今日、何気なく入ったラーメン屋さんが、
なんと全席個室ブースで、ビックリでした。

「注文の多い料理店」みたいに、
入っても誰もいなくて、
無言で券売機が迎えてくれる。
そこまでは、お馴染みのパターン。

そして「注文の多い料理店」そのもののように
貼り紙による指示に従って、
券売機で素直にラーメンのチケットを買って、
奥に進む。

薄暗くて通路がやたら入り組んでいる、
ナゾの店内。

不安に思いつつ角を2回曲がったところで、
やっと、店員さんが
「いらっしゃいませ〜」と迎えてくれて、
不覚にも安心してしまった(^^;)。

ヘンな店だなぁと思いつつ、ついていくと、
「1番のお席でお願いします」と通されたのが、
なんと、個室ブースの最奥の席。

カウンターを、肩が当たる程度の狭さで区切り、
四方の机を3方向から囲んで、前から食べ物が出てくる方式。
ああ、ブロイラー気分満喫。
めっちゃ帰りたい…。



一人だからこういう席なのかと思えば、
二人連れでもココで食べるみたいで、
若いカップルが背中をのけぞらせて
仕切り越しに顔を見ながらおしゃべりに夢中。
しばらく経ってから「あ、セルフだ」って気づいて、
水を入れに行ったりして。

デートでココに来た理由を150文字以内で述べよ(^^;)。

そう言えば、駐車場でも、車中で一人で待ってる人がいて、
店から「お待たせー」みたいな感じで出てきた人が、
一緒の車に乗って帰ったけど、
あれも二人連れで来て、しかも隣の席でもなかったってことか。

う〜む。
居心地いいのか、これ?

個室ブースに入ると、
麺の堅さやネギ、ニンニクの濃さなど、
好みを指定する注文票があり、
記入後にボタンを押せば店員さんが回収する仕組み。

店員の顔が見えないように、
というか、こっちの顔が見えないようにかな?
正面方向にもすだれが降りていて、
注文票はそのすだれの下から手を入れて持って行く。
ラーメンもそこから差し出される。

隣との仕切りの壁には
謎の「サイレントカード」という白紙のメモがあり、
「お客様が声を発することなく
従業員へ意思を伝えることができます」と
追加注文のメニュー票とともに各席に。



聴覚障害者以外にそんなニーズある???
てか、聴覚障害者だって、
誰かと一緒に来たら、
ふつーにしゃべりながら食べたいって!

ここまでくると、ちょっと不気味。

でも、ひっきりなしにお客さんが入ってきてる。
なんだろな、このヘンな感じ。

こういう感じって、昔、出張で新幹線移動の途中、
「資料読んでおこう」と思ってた時に、
途中から乗ってきたおばちゃんが、
「旅は道連れ」の前提でみかんをくれたりした時の、
あの申しわけないような、困ったようなとまどいに、
どこか似ている気がする。

塾の個室ブースみたいで、
味に集中できる、と言えなくもないんだけど。
味に自信があるから集中しろ、っていうことかな?
それとも、あのおばちゃんの年代に近づいた、ということかな。

なんとも不可解なお店でした。
行ってみたいですか?


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2 コメント

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Unknown (ume-ringoneko)
2020-02-28 03:07:59
かえって味がわからなくなりそうです
ただ
その不気味さ
興味本位で行ってみたくなる紹介
でした(^^)
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Unknown (oneby1)
2020-02-29 07:34:01
ホントに謎めいた店でした。
肝心のお味は…覚えてません^_^
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