『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

未来の自分が求める本に出会うため、書店へ

2020年05月25日 | 考える日々


いよいよ来月から学校に行けるという子ども(中2)が、
髪の毛を切りに行きたいと言い出した。
電話は苦手だと言いつつ、自分で日時を決めて、
どう切って欲しいのか、ちゃんとニーズを伝えることもでき、
満足できる仕上がりになった様子。よかったね。

家から出たついでに、子どもとふたり、
ひ~~~~っさしぶりに書店へGO!!

書店には人がいっぱいいました。
「自粛期間が終わった途端に本を読みたい人」が
こんなにいっぱいいることが、
なんだか健全だし、とても嬉しくて。

それまで、ネットにあるアレコレは読んでたけど、
やっぱり、新刊本の匂いって、いいなぁ~。
本に顔を埋めて深呼吸してしまったよ。
教科書の匂いもめっちゃ好きだったわ(^^)。

子どもと2人でピカピカの本を3冊買ってきて、
そこから食事も会話もお風呂もそこそこに、
本に読みふけりました。

コロナ自粛期間に見たネットでもマスコミでも、
大変な現状の閉塞感や苛立ちばかりだったけど、
本の中では、人間の「生きる」が展開している。
物語に没頭しながら、
干物だった心に水が満たされていく~~。

久しぶりの新刊の手触り。
カバーも帯もぴかぴかしてる。
しおりの紐の形通りに、その見開きページがへこんでる。
ていねいに作られた単行本の重み。
本が書店に並ぶまでに関わった多くの人の想いが詰まった、
絶滅危惧種の紙の本。
久しぶりに物語に没頭できた、至福の時間。

前はもっと気軽に本屋に立ち寄ってた。
近所の本屋さんがなくなって、大型書店だけになり、
品揃えは良くなったかわりに、欲しい本が1冊しかなくても、
駐車場代の3000円分を一気に買わないといけなくなった。

本1冊、千数百円。
書き込みし放題。線引き放題。
何度でも、何人でも、読み返し放題。
映画一本、ランチ一回の金額。
感動度合いはどっちがどうか。

本屋さんを徘徊すれば、
自分なりの「当たり」の本を見つける力が育っていく。
図書館でもなんでも、本の方から呼んでくれるようになる。

検索履歴や購入履歴からのリコメンドはあっても、
偶然の出会いは、ネット書店にはない。

ネット書店のオススメ本は、過去の自分を引きずったものだけど、
書店で私を呼ぶ本は、私が検索したわけでもなく、目の前に現れる。
今の、そして未来の自分が求めてる本。


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