昭和40年代、下が5つ玉のそろばん
これまでのグローバル経済って、
強者の競争で、格差社会に振り切ってたけど、
そこから揺り戻して、今は、
ローカルコミュニティに戻るどころか、
家族単位で閉じこもる日々。
「早く元の暮らしに戻りたい」という声も聴くけれど、
格差社会に戻るのがいいとは思わない。
みんなが幸せになれるシステムを願いながら、
経済の知識もないので、ただ、
私が子ども時代を過ごした、昔の商店街の暮らしを
懐かしく思い出してみる。
徒歩圏内のお互いの店で、必要なものを買う。
今思えば、あれは、支え合う関係だった。
強者が他を淘汰するのでもなく、
弱者のプライドを代償にして施すのでもない、
「困った時はお互いさま」で、支え合うコミュニティ。
食料品はもちろん、服、文房具、本、
電化製品、手芸用品、台所用品、花、ケーキ…、
一通り揃うし、売れ残ったって、捨てたりしない。
閉店間際におつかいに行ったら、
「これ、おかあちゃんに持って帰って~」って、
売れ残ったケーキとか、ちょっと進んだ果物とか、
持たせてくれた。だから、おつかいも楽しかった(^^)。
みんな知り合いだから子どもの夜歩きも安全だった。
車も通らなかったので、道に出たら友達が誰か遊んでいた。
でも年ごろになったら、小さな町独特の、
どこにいても監視されてるような窮屈さも感じたなぁ。
とは言え、
食後に、甘いものが食べたくてダッシュすれば、
お茶を淹れる間にお菓子や果物を買って戻れるし、
親が一所懸命働く姿を、四六時中見ていることが出来たし。
お客さんも、今みたいに、
機能や値段を厳しく調べて一番安い店に行って買ったりせず、
店の人に自分の欲しいものを伝え、
いくつかのオススメから予算内のものをそのまま買っていた。
だからお店の人は責任重大で、謙虚だけど誇り高かった。
扱っているモノについて、町で一番のエキスパートだったし、
簡単な修理ならすぐやってくれた。
懐かしいなぁ。
だけど、懐古趣味に走っても仕方ない。
コロナ後のシステムって、どんなんがいいのかな。
考えるのはタダだから、あれこれ空想している。
Imagine all the people living life in peace!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます