『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

芸術家にベーシックインカムを!

2020年04月27日 | 考える日々


社会の枠組みや常識が揺らぐ時は、
コロナ後の世界をあれこれ考える。

グローバル経済で格差が広がる社会もイヤだし、
懐かしの商店街にも戻れない。ならば、
「ベーシックインカム」はどう?
生きるのに最低限のお金を全員一律で毎月配るというアレ。

今は生産性の高い人が評価され、
稼がない人は軽く見られるという直線的な価値観。
ベーシックインカムなら、生産性の有無に関わらず、
子どもでも老人になった時でも、同じ一人としてカウントされる。

「財源がない」と言われてまともに議論されないけれど、
コロナでズタズタな中、
そのシステムを新に取り入れる国も出たと聞く。
すごいな!

余裕のある人が辞退しやすい形で全員に配る。
辞退された分は、さらに必要な人に再配分する。
そういうシステムで配る。
今回の10万円もそうすれば必要な所に多く集まるはずなんだけど。

そうだ。ベーシックインカムへの移行期間として、
今回、無視されている人から始めるのがいい。
「勝手に生き延びろ」と言われている芸術家にこそ、
ベーシックインカムがふさわしい気がしてきた!

彼らが生み出して与えてくれるものは、精神的な豊かさ。
芸術によって生み出しているのは経済じゃないから、
豊かなものを生み出しつつ生きるための最低限の生活は保障する。
今みたいな時はもちろん、いつだって、
動物を越えて人間になるには、パンと芸術が必要だもの。

ええ、わかってます。お前が経済を語るな。絵空事。
だけど。


妄想ついでにもうひとつ。
ミヒャエル・エンデの何かの絵本だったか、あとがきだったか、
タイトルも何もかも忘れたけど(スミマセン)、
「貯金したら、利子がついて増えて行くんじゃなくて、
利息を取られて減っていく」っていうアイデアがあった。

モノは腐ったり古くなったりするのに、お金はいつまでも腐らない。
それどころか、持ってる人だけ勝手に増えていく。
それが、おかしくなる原因なのだ、と。

生きるのに最低限の保証のあるシステムを作った上で、
余裕のある所からたくさん吸い上げる。
それがイヤなら、
ため込まないで使うことでお金を社会に回せ。

そんなアイデア。

これを見て「バカじゃねーの?」と思った人が、
みんなが生きて行くために、もっといい案を出してくれて、
それが実現したら、そんなに嬉しいことはない!!


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