社会の枠組みや常識が揺らぐ時は、
コロナ後の世界をあれこれ考える。
グローバル経済で格差が広がる社会もイヤだし、
懐かしの商店街にも戻れない。ならば、
「ベーシックインカム」はどう?
生きるのに最低限のお金を全員一律で毎月配るというアレ。
今は生産性の高い人が評価され、
稼がない人は軽く見られるという直線的な価値観。
ベーシックインカムなら、生産性の有無に関わらず、
子どもでも老人になった時でも、同じ一人としてカウントされる。
「財源がない」と言われてまともに議論されないけれど、
コロナでズタズタな中、
そのシステムを新に取り入れる国も出たと聞く。
すごいな!
余裕のある人が辞退しやすい形で全員に配る。
辞退された分は、さらに必要な人に再配分する。
そういうシステムで配る。
今回の10万円もそうすれば必要な所に多く集まるはずなんだけど。
そうだ。ベーシックインカムへの移行期間として、
今回、無視されている人から始めるのがいい。
「勝手に生き延びろ」と言われている芸術家にこそ、
ベーシックインカムがふさわしい気がしてきた!
彼らが生み出して与えてくれるものは、精神的な豊かさ。
芸術によって生み出しているのは経済じゃないから、
豊かなものを生み出しつつ生きるための最低限の生活は保障する。
今みたいな時はもちろん、いつだって、
動物を越えて人間になるには、パンと芸術が必要だもの。
ええ、わかってます。お前が経済を語るな。絵空事。
だけど。
妄想ついでにもうひとつ。
ミヒャエル・エンデの何かの絵本だったか、あとがきだったか、
タイトルも何もかも忘れたけど(スミマセン)、
「貯金したら、利子がついて増えて行くんじゃなくて、
利息を取られて減っていく」っていうアイデアがあった。
モノは腐ったり古くなったりするのに、お金はいつまでも腐らない。
それどころか、持ってる人だけ勝手に増えていく。
それが、おかしくなる原因なのだ、と。
生きるのに最低限の保証のあるシステムを作った上で、
余裕のある所からたくさん吸い上げる。
それがイヤなら、
ため込まないで使うことでお金を社会に回せ。
そんなアイデア。
これを見て「バカじゃねーの?」と思った人が、
みんなが生きて行くために、もっといい案を出してくれて、
それが実現したら、そんなに嬉しいことはない!!
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