冬の終わりごろ、
父が家庭菜園で作った大根と人参をたくさん持ってきてくれて、
「埋めといたら長持ちするよ」と言うので、
食べきれない分を庭先に埋めておきました。
宝物を隠してる動物の気分で、
「ここ掘れワンワン」感が、なかなかオツである。
料理する時に「“庭の畑”で人参抜いてきて~」
とか言うのが楽しくて(^^)。
ああ、安全で新鮮な食料が豊富にあるって幸せ。
で、冬の間に食べきれなかった大根が1本
土の中で春を迎え、青々と葉っぱが伸びてきました。
食べるより育つ方がワクワクするので、
見守っているうち、ついに花盛りになりました。
わーい、種取ってカイワレ大根作ろう!!
そういや、昔、F1水菜を毎年育てて、
「F1でも不ぞろいになるだけで、育つやん、
家庭菜園やったら不ぞろいの方が順番に食べられていいわ」
と思ったことがありましたが、
子どもでも野菜でも、
何かが育っていく現場に立ち会えるってのは、
生命力を分けてもらえるようで、心弾むものです。
とか、楽しい話だけで終わりたかったんだけど、
ものすごーーーーーく気がかりなニュースが。
コロナ騒ぎで、「学校休み」って言い始めた3月に、
「自家採種禁止法」が閣議決定されてたそうです。
ゴールデンウィーク明けに国会で審議するとか。
全然知らなかったよ。
これぞ「The不要不急やろー」!!
どこかで政治や経済の危うさを感じて生きてるから、
しっかりした土台の上で暮らしたくて、
何万年も続く循環型の営みのバトンを受けて、
手の届く範囲で、ささやかな楽しみを続けている。
たとえば、ネギを食べた後に根っこ植えるとかさ、
そんな程度で、明日が素直に楽しみになる。
次の日に、ネギの切り口が1cmくらい青く伸びてて、
「キミも私も同じ一日を生きましたね~」って思えたりする。
なのにそんな法案が通ったら
そのライフスタイル自体が法律違反じゃん。
いったい何なの??? 誰のため??? そしてなぜ今???
「遺伝子組み換え作物汚染」とか聞いたことあるっしょ??
外来種のカメとかメダカとか池に放すなって言うのに、
ススキの野原が軒並みキリンソウに塗り替えられていったように、
近い将来、遺伝子組み換えとかゲノム編集とかされた、
危険な作物が日本中を覆うことを選ぶ、ってことやんね?
むしろ、そっちを取り締まろうよ!
日本の食料自給率、40%切ってるんだよ??
その土地で育ってきた種が
一番その土地で育てやすい作物でしょ??
今回のコロナで外国が食べ物を売ってくれなくなったら、
日本国内で、食べ物争奪戦を繰り広げちゃうわけ?
私の食べ残し大根の畑(1本だけやけど)で
可憐な花を楽しませてて、もうすぐ採れるであろう種、
もとの大根が登録品種だったら、
その種を採って播くのも違法なんだって。
なんでまた、そんなワケのわからんことを!!
ご興味のある方は、
「自家採種禁止法 2020 閣議決定」とかで検索して、
いろんな立場の意見をチェックしてみてください。
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