11月16日は「イイイロの日」だそうです。
へぇ~。何でもこじつけるなぁ~。
でも、悪くない。
吉澤明子さんの『植物と語る』という本の方法で
一緒に植物観察をしてみよう、と呼びかけてくださったので、
一本のセイタカアワダチソウと仲良くなるために、
朝起きて、徒歩10分ほどの公園まで散歩。
そこまで行かないと、
セイタカアワダチソウが発見できない。
住宅街だから、みなさん、
自分ちのまわりのものは抜いてしまうのかも。
でも、続けて公園に行くと、日に日に葉っぱが色づいて、
色彩が鮮やかになっていくのがわかります。
あらゆるグラデーションの緑から赤、緑から黄色、
そして赤と黄色から茶色へ。
イチョウがマックスキレイ!! あ、カタカナばっかり。
まさに、イイイロの日(^^)。
そうそう。この時期、いつも「カワイイ!」と思いつつ、
誰に聞いても名前がわからないまま、
20年くらい経ってしまった樹があります。
とても大きくて、
たくさんの白い星をちりばめたような樹。
今、試しに「11月 白い実 街路樹」で画像検索して、
たくさんの画像をスクロールして調べてみたら、
「ナンキンハゼ」だとわかりました。
おお、そういう名前だったのね!
意識的になるだけで20年の疑問がすぐ解けた!
今回は樹の名前わかっただけだけど、
意識的になればなるほど、
自分の人生を自分の意志で作っていけるんだろうなぁ。
落ち葉が散り敷く上を歩いていると、
親はもちろん、これまでに生きたあらゆる生物に支えられて、
自分が生かされてるんだ、
それは、落ちた枯葉の望みでもあるんだ、なんて実感します。
そして次は、
自分という葉っぱがこの世という樹から旅立った後も、
次の世代も、その次の世代も、その次の世代も…、
少しずつ、今の私たちよりも人間として成熟していって、
結果、いい社会を作ってくれるんだろうなぁ。
今がこんなで申し訳ない、
せめて次の方向性を示す努力はするからね、
あとは自分で考えてやっていってよ。よろしく!
なんて、素直に思っている自分に気付くのでした。
春は、新しく生きて行く命の営みを感じるけど、
秋は、後に託す命のつながりを感じるなぁ。
壮大な時間の流れの中で、
今、私たちが生きている不思議。
いまがこんながいいのです。
方向性は次世代に。
看板に書いてあるのは嘘か?
投げ出されたと感じましたか? むしろ逆です。自分の覚悟と次世代への信頼です。前の世代に自分の歩く方向を規定されたくないですよね?
いい未来を願うなら、自分の望む未来に向けて、自分が実際に行動してみればいいのです。もちろんその大変さは身に染みています。
でも、どんな制約がある中でも、それぞれが自分の理想に向けて一歩ずつ歩けたら(時には踏みとどまるだけでも大変だけど)、それは未来につながります。何か動いてみましょうよ!