『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

人にあってAIにないもののひとつ

2020年01月11日 | 考える日々


人には、
「こんなことしたら人が困るだろーなー」という想像力がある。
「このままやったら他の人に迷惑かけるなぁ」という想像力もある。
「自分がこう返事したら元気出してくれるだろうな」とか、
「ここまで手伝ったらスムーズにできそうだな」、という思いやりもある。

そういう、データにできないもので
人がどれだけ柔らかく優しく生きていけるのか。
そういう事は無視してはいけないところだと思う。

たとえAIが
法に触れずに容疑者を国外脱出させる
針の孔を通すようなミラクルな方法を計算できるとしても、
そんなのが人類に有益なわけがない。

自分の保身のために
都合よく世の中を操れる力を持つ人よりも
法に触れても触れなくても、「ズルをしてはいけない」と考える、
どうせ生きているなら自分をより良く使いたいと思う、
まともな人間と一緒に生きていきたいと思う。

それが、「力がないから、何でも言えるよね」
という、無責任なゴマメの歯ぎしりだとしても。
「下手の考え、休むに似たり」だったとしても。
考えることや感じることを、手放さずにいたい。
そのくらいは、自分次第で少しは出来るはずだから。


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