『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

扇風機に幸せを覚える人がビジネスに向かない件

2021年07月14日 | 考える日々
職場が暑いんです。
エアコンの冷気が届かない、
熱を出す道具がいろいろある、
熱気の吹き溜まりのような場所。

体力のない私が
「夏、乗り切れるかな~」とか言ってたら、
今日、サーキュレーターが来ました。
うわ~~~感謝!! これで夏も頑張れるに違いない。
早速、角度や強さを調整して、設置場所を決定。

要は扇風機だから画期的に涼しくなるわけじゃないけど、
ほんのわずか、冷気を含んだ風が来て、
空気が動くだけで、全然違います。
ああ、風が顔に当たるだけで幸せ~♪

昔、お風呂上りに扇風機の前に座り込んで
風を一人占めしていた時に通じる喜び。

で、ふと思い出したもうひとつの風景。
ランドマーク的ピカピカオフィスの内部。

もちろん館内は冷暖房完備。どころか、
10席ほどの通路ごとに温度設定ができる環境。
なのに、暑すぎてのぼせるだの、寒くて仕事にならないだの…、
みんないろんなリクエストしてたな~と思って。

いや、「そんなこといちいち言いに来るな」
って言いたいわけじゃないんです。
そうじゃなくて、
場所によって常識がこんなに違うのがおもしろい。

そのくらい集中力がいる仕事。
頭脳プレイをする時は、
身体の余計な負荷は極力減らしたいし、
そういうレベルで快適を求めるからこそ、
小さな不満を拾い上げて、それを解決するために
もっといいシステムを作っていける。

たとえば電話ひとつ取ってみても、
ダイヤルがプッシュに、
プッシュがタップになるだけで、
段違いに電話する負荷が減る。

その大きな違いが引き起こす変化に、
「風が顔に当たって幸せ~♪」
とか言ってるワタシは気づかない。

「そんなに便利にしなくても電話できるじゃん」と、
むしろ、最先端の便利さに慣れる事から遠ざかり、
現状で満足する方を選ぶ。

40年ほど前、テレビにリモコンが付いてきた時、
昭和ガンコ親父の父が
「チャンネルを変えたいなら、たった3m歩けばいい。
その程度の距離が歩けないなら、それは見なくていい番組だ」
とリモコンを嫌がってたのを思い出す。

「便利に慣れたら人間が怠惰になる」
なんてカッコイイこと言いながら、
「ドリフの全員集合!」と「タケちゃんマン」とで、
チャンネル争いしてたけどね(^^)。



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