『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

東の 野に炎の 立つ見えて

2019年11月13日 | 考える日々
昨日は満月。
「月がめっちゃキレイー、見に来て~!!」
と言いながら玄関から駈け込んで来た中学生の子ども。
ホントにキレイだったので、久しぶりに外で晩ごはんにしました。

あ、「外でごはん」って言っても、
お店じゃなくて野外ね(^^)。

キャンプ椅子をササッと出して、
ダンボールを机に、月に向かって外ごはん。
普通のごはんが特別なごはんになりました。
何でもない日常の、特別なひととき。

さて、今朝、散歩をしていたら、
あ、昨日の満月が、朝には西にいる♪
今日は、月に向かって歩いていこう。

「東の 野に炎の 立つ見えて かへり見すれば 月傾きぬ」

朝、だんだん東の方が明るくなってきて(日の出が近づいてきて)、
振り返って反対側を見てみたら、月が傾いてた!
…ライトに言えばそういう歌です。

万葉集に残る、
柿本人麻呂の歌そのままの風景に
包まれることができるって、すごくない?

1300年前の人と同じものを見て感動してることに、
時空を超えて性別も超えて感動します。

喜びも悲しみも幾年月
国破れて山河あり
秋訪いて野にススキ

…ってゆー感じ満載です。


真っ暗な中、しばらく月に向かって歩いていたら、
6時に街灯がポフンと消えて
振り向けば少しずつ東の方角が明るくなってきた。
最近の日の出は6時半ごろ。
月もだんだん傾いてきた。

太陽の出る瞬間も見たいし、
月が沈む瞬間も見たい。
どっち見たらいいのかわからないーー!!

とりあえず、どっちが先かわからないので、
両方見えるスポットに当たりを付けてウロウロ。

月が沈む時は、思いがけず早い。
見る見る角度が低くなっていきました。

なので、月を最後まで見送ってから、
日の出スポットに移動したら、
両方見ることができました。

満月が山に沈んでいくとこ、初めて見ました。
日の出と月の入りがほぼ同時ってのを目撃したのも、
もちろん初めて!



この二つをつなぐ天球のグラデーションが
これまた得も言われぬ美しさで。
すごい数の雁が渡って行ったりして。

なんて贅沢な朝なんだ~~。



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