授業で「こんなこと・あんなこと」をやりました。また授業に関連する資料としてニュース等の転載をしています。

現在、「授業日誌」は、更新していません。
他のサイトは不定期ながら更新しています。
ご覧ください。

本を読みたくなりました

2011年03月08日 14時54分02秒 | 学習・研究支援
ナシーム・ニコラス・タレブ著
望月 衛 訳
『ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質 』

内容紹介
■人間には不確実性を扱えない根本的欠陥があることを解明!
原書が刊行されたのは2007年4月。
前著『まぐれ』同様、発売直後から、人間の思考プロセスに潜む根本的な欠陥を、
不確実性やリスクとの関係から明らかにして、経済・金融関係者の話題をさらった。
さらに、「サブプライムローン危機」が発生すると、
「誰一人予想もしなかったインパクトのある事象」が起こる原因を原理的に明らかにした書として爆発的に読まれ、
全米で150万部超の大ヒットを記録している。

■「ブラック・スワン(黒い白鳥)」とは何か?
むかし西洋では、白鳥と言えば白いものと決まっていた。
そのことを疑う者など一人もいなかった。
ところがオーストラリア大陸の発見によって、かの地には黒い白鳥がいることがわかった。
白鳥は白いという常識は、この新しい発見によって覆ってしまった。
「ブラック・スワン」とは、この逸話に由来する。
つまり、ほとんどありえない事象、誰も予想しなかった事象の意味である。
タレブによれば、「ブラック・スワン」には三つの特徴がある。
一つは予測できないこと。
二つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。
そして三つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ、
実際よりも偶然には見えなくなったり、最初からわかっていたような気にさせられたりすることだ。

■世界の見方を変える書
私たちは自分で思っているほど実際には物事をよくわかっていない、とタレブは言う。
彼はそんな現象を長年研究してきた。
私たちはどうでもよくて取るに足らないことにばかり気をとられてしまう。
そして相変わらず重大な事件に虚をつかれ、そんな事件が私たちの世界を形づくっていく。
本書でタレブは、私たちにはわかっていないとわかっていることのすべてを語る。
「ブラック・スワン」に立ち向かい、それを利用できる驚くほど簡単な方法を提示する。
本書の衝撃的な内容を読めば、世界の見方は一変するだろう。

■上巻の内容
上巻の第1部「ウンベルト・エーコの反蔵書」は、私たちが歴史上の事件や今の出来事をどう見るか、
そんな私たちの見方にはどんな歪みが現れるかを具体的な事例をもとにして論じる。
さらに、第2部「私たちには先が見えない」において、まずは私たちの予測の成績について見ていく。
以降は下巻へ。

内容(「BOOK」データベースより)
歴史、哲学、心理学、経済学、数学の世界を自由自在に駆けめぐり、
人間の頭脳と思考の限界と、その根本的な欠陥を解き明かす超話題作。
商品の説明をすべて表示する

登録情報
ハードカバー: 298ページ
出版社: ダイヤモンド社 (平成21/6/19)
ISBN-10: 4478001251
ISBN-13: 978-4478001257
発売日: 2009/6/19


本著には、平成21年6月19日(月)付け毎日新聞19面に本の紹介記事があった。