◆◆10/7記事◆◆
◆10/7(月) 「とにかく停戦を」原爆ドーム前で市民ら連日訴え ガザ戦闘から1年(朝日新聞デジタル)
広島市原爆ドーム前で、昨年10月13日から連日、原爆ドーム前に市民有志が立ち続
ける。「広島パレスチナともしび連帯共同体」が祭壇を設けて犠牲者を追悼し、停戦を訴えた。「ともしび」のメンバーの広島市立大の大学院生でユダヤ系米国人のレベッカ・マリア・ゴールドシュミットさん(37)は「パンや水は生きるために必須のもの。それもパレスチナの人々には手に入らなくなっている」と訴えた。吉美駿一郎さん(53)は「1年も戦闘が続いていることは信じられない。とにかく停戦をしてほしい」と語った。同団体は5〜13日を「広島ガザを忘れない週間」とし、5日には市中心部のアリスガーデンから原爆ドームまでデモ行進した。13日午後1時半〜4時には、基町ショッピングセンター(中区)でパレスチナのロゴ入りの雑貨やオリーブオイルなどを売り、パレスチナ支援に充てる。
◆10/7(月) ハマスのイスラエル奇襲から1年、ガザへの空爆続く モスクや学校への攻撃で26人死亡(ロイター)
軍は6日、市民らが避難するモスクを学校を空爆し、数十人が死傷した。
数カ月ぶりに同地域に戦車を派遣し、住民に退去を求めた。
◆10/7(月) ミサイル攻撃で両腕失ったガザの少年、夢はパイロット「大人になる頃には足で操縦できるよね」…父親「もちろんさ」(読売新聞オンライン)
両腕のないマフムード・アッジュール君(9)。昨年12月6日昼、ガザ市の自宅で、イスラエル軍に「家を出ろ」と命じられた。外に出た時、ドローンのミサイルの攻撃を受け母のヌールさん(35)が絶叫した。地面にマフムード君の細い両腕が転がっていた。
ガザ市の病院に2か月入院し、カタール政府の支援で今年2月末にガザから脱出した。サッカーと海で泳ぐのが大好きだったが、学校では友達に手伝ってもらってノートを取る。両足でフォークを持って食事する訓練にも励む。ユーセフさんは「イスラエルはテロリストを攻撃しているというが、この子がテロリストか」。スマートフォンゲームに夢中だ。足を使い、強敵を倒す。将来の夢は、パイロットになって両親を世界中に連れて行くこと。「僕が大人になる頃には足で飛行機を操縦できるよね」。そう問われた父親は「もちろんさ」。
◆10/7(月) 19歳のパレスチナ人ジャーナリスト、イスラエル軍が殺害。「最後の警告」と脅迫を受けていた(ハフポスト日本版)
ガザ地区で活動していた19歳のパレスチナ人ジャーナリスト・ハッサン・ハマドさんは1年以上ガザ攻撃の現状を記録・発信し、フリーランスのテレビレポーターとして働いていたが、ガザ北部のジャバリア難民キャンプにある自宅で、軍の空爆を受けて死亡。ハマドさんは5月以降、イスラエル当局からWhatsAppや電話で「イスラエルについての嘘をめ続けるなら、次はお前と家族を狙う。これが最後の警告だ」と脅迫されていたが、取材活動を止めなかった。殺害される直前まで、イスラエルによる攻撃の被害を記録した動画を同僚に送信しようとしていた。砲弾が彼を狙って彼の寝室へ直接発射された。約1年間で128人のジャーナリストと報道関係者が殺害された。2023年10月7日のハマスによる2人のイスラエル人ジャーナリストの殺害を除き、全てイスラエル軍による殺害だ。
◆10/7(月) ガザの建物、6割超が損壊 「復興想像できない」 国連・ガザ衝突1年(時事通信)
今年9月、衛星画像の分析に基づき、建物の約66%に当たる16万3778棟が損壊した
と公表。9月時点でガザの学校の94%に被害が出ている。半分以上が直接攻撃された
という。ントで仮設校舎を提供しているものの「攻撃のたびに何度も避難を余儀なくされ、教育を受けられない世代が出ている。ガザにある36病院のうち、17カ所が部分的に稼働しているものの、通常体制で機能している病院はゼロ。
特に、ガザ最大のシファ病院を巡っては昨年11月、イスラエル軍が地下にハマスの司
令部があるなどとして制圧。今年3月にも、再びハマスが拠点化した見なし突入作戦
を実行した。地上では疾病という攻撃にさらされ、空からは爆撃にさらされている。
物理的のみならず、人々の心まで荒廃させている。
◆10/7(月) ガザ戦闘1年、衛星写真でわかる街の変化 9割が家追われる(朝日新聞
デジタル)
中部デイルアルバラでは6日、イスラエル軍が避難民の集まるモスクなどを空爆し、26人が死亡。死者数は4万1909人で、人口の9割に当たる190万人が家を追われた。
ベイルート南郊では5日夜から6日、軍の空爆で25人が死亡した。国際空港そばのガソ
リンスタンドやホテルも空爆を受けた。第3の都市ハイファでは6日、ロケット弾5発のうち1発が撃墜されずに市街地に着弾。5人が負傷。ハイファが被害を受けたのは初めて。イスラエル政府は、昨年10月の戦闘開始から今月6日までに死亡した兵士の数が727人。負傷した兵士の数は4590人と発表。
◆10/7(月) ハマス急襲から1年、イスラエル軍 ガザで4万超の標的攻撃(ロイター)
1年でガザで4万以上の標的を爆撃し、4700のハマスのトンネル坑道を発見し、1000のロケット発射基地を破壊した。726人の兵士が死亡。負傷兵は4576人。30万人の予備役を招集。構成は男性が82%、女性は18%で、約半数が20─29歳。
ガザからイスラエルに向けて1万3200発のロケット弾が発射された。レバノンからは1万2400発、シリアから60発、イエメンから180発、イランからは400発発射された。レバノンでは800人以上を殺害し、4900の標的を空爆し、約6000の地上標的を攻撃。この1年でヨルダン川西岸とヨルダン渓谷で5000人以上の容疑者を逮捕した。
◆10/7(月) 「娘を返して」泣き叫ぶ遺族 ハマス奇襲1年で追悼 イスラエル(時事通信)
最も多くの犠牲者が出た、ガザから約5キロのレイムでは約2500人が参加し、追悼「娘を返して」などと遺族の泣き叫ぶ声が響いた。レイムで364人が死亡し、44人が拉致された野外音楽祭会場跡には、犠牲者らの写真パネル。 兵役が終わったばかりで人生の出発地点にいた息子のベンさん=当時(21)=を失った父親は「長い1日がまだ続いているようだ」。 孫のアビアデ・ハレビさん=当時(28)=を殺害され「生きる意味を失った」た父親(75)は第4次中東戦争(1973年)などに従軍したが、「敵を倒さなければならない」と、ガザやレバノンで続く戦闘を支持した。軍は7日、北部ジャバリヤで新たな作戦を開始し、ガザ北部と南部の一部地域住民に退避を勧告。 ハマスはテルアビブにロケット弾を発射したが、軍は迎撃し、同国中部で落下した破片で負傷者が出た。
◆10/7(月) イスラエル各地で犠牲者追悼 ハマスの奇襲から1年 人質なお約100人
(産経新聞)
南部レイムの野外音楽祭の跡地にはヘルツォグ大統領が訪れ、犠牲者の遺族らと面
会した。跡地には殺害された犠牲者一人一人の写真を掲げた追悼スペースが設けられ、写真に触れて涙を流して悼む人もいた。襲撃が始まった午前6時29分にはエルサレムなどでイレンが鳴り、犠牲者に黙?をささげる市民の姿がみられた。
◆10/7(月) 「時が止まった1年」…人質になったイスラエル軍兵士の母が語る(産経新聞)
ヘルート・ニムロディさん(49)。息子のタミルさん、19歳。エレズ検問所で襲われ、同僚2人とともに誘拐された。拐された直後に爆撃が起き、息子はそこにいたという情報がある。そのあとの安否はまったく確認できない。懸け橋の役割をしていた息子がこんな目に遭うなんて。ハマスは非人道的だ」と話した。
◆0/7(月) アングル:イスラエル、戦費拡大で財政にひびも(ロイター)
イスラエルの経済は戦費調達の負担増大により、財政基盤にひびが生じ始めている。ガザ戦争に伴う直接的な資金調達は8月までに1000億シェケル(約3兆8900億円)、中銀は2025年末までに総額2500億シェケルに増えると見積もっているが、実際の費用はもっと大きくなる。財政負担の増大で信用格付けは引き下げられ、国債が債務不履行(デフォルト)した際の損失を保証する金融商品クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の保証料率は12年ぶりの水準に上昇した。財政赤字も膨らんでいる。イスラエルは昨年の債務の対国内総生産(GDP)比が62%だったが、借入需要は急増している。高額の戦争関連コストは対空防衛システム「アイアンドーム」や大規模な兵力動員、集中的な爆撃作戦が要因だ。今年は債務の対GDP比が67%に上昇し、財政赤字の対GDPも当初予想の6.6%を大幅に上回る8.3%に達している。
投資家は水面下では、戦争に伴うESG(環境・社会・ガバナンス)面の懸念からイスラエル国債を売却もしくは購入しない方向に気持ちが傾きつつあると話している。
ノルウェーの政府系ファンドはイスラエル国債を一部売却した。イスラエル国内の債券市場は流動性が高く、急速に拡大しているが、外国人投資家の割合は低下している。非居住者による保有割合は昨年9月の14.4%(約800億シェケル相当)から、今年7月には8.4%(555億シェケル)に低下。その間に国債の発行総額は20%余り増えた。株式投資家も投資を縮小している。イスラエルへの外国直接投資は2023年に前年比29%減少して16年以来で最低を記録した。
このため国内投資と政府支援の重要性は一層強まっている。イスラエルはこれまでの
ところ資金調達に大きな支障が生じておらず、今年も海外資本市場で約80億ドルの
国債を発行した。しかし借入コストの上昇や歳出の増加、経済的圧力などが迫りつつ
ある。
◆10/7(月) ヒズボラ、徹底抗戦崩さず イスラエルも攻勢強化 レバノン侵攻1週間(時事通信)
地上侵攻を始めてから7日で1週間となる中、軍は6日夜から7日にかけて、南部や東
部ベカー高原、首都ベイルート南郊を集中的に空爆し、ヒズボラ情報部門本部などを標的、兵士2人が死亡し、軍のの死者は11人。先月30日の地上侵攻開始後、作戦規模や範囲を徐々に拡大。ヒズボラはイスラエル北部の主要都市ハイファにロケット弾を撃ち込んで負傷者を出すなど、徹底抗戦を続ける姿勢を鮮明にしている。
◆10/7(月) 対ヒズボラ、一晩で空爆30回 イスラエル軍の攻撃続く レバノン(時事通信)
5日のイスラエル軍の攻撃で25人が死亡。軍は6日夜にも、標的付近の住民に「あなたはヒズボラの施設の近くにいる。間もなく軍が作戦を実施する」と避難を勧告した上で空爆した。9月下旬以降、1100人以上が死亡、100万人以上が家を追われた。これに対し、ヒズボラは7日未明、イスラエル北部ハイファ近郊の同国軍基地に対し、6日にロケット弾で攻撃を加えた。
◆10/7(月) インタビュー:米民主党、アラブ系有権者の票失いつつある=緑の党候補スタイン氏7(ロイター)
米大統領選の「緑の党」候補のジル・スタイン氏は6日、パレスチナ自治区ガザ戦争における米国のイスラエル支援への反発で、「民主党はイスラム教徒とアラブ系米国民の票を失った」「彼らは激戦州で敗北し、勝利は不可能になるだろう」と語った。
◆ひかるの呟き◆
一年が過ぎてしまった。ニュースは一年目の記事であふれている、。パレスチナ、イスラエル、大切な人を失った悲しみや怒りに、一人一人向き合いたい。そして言いたい、とにかく停戦を!