◆◆10/9記事◆◆
◆10/9(水) ガザ北部、イスラエル軍攻撃で45人死亡 難民キャンプを重点攻撃(ロイター)
軍は8日夜から9日未明にかけてガザ北部を空爆し、45人が死亡した。でジャバリア難民キャンプに5日連続で攻撃した。軍は、ジャバリアとその周辺の住民に繰り返し避難指示を出している。9日、軍がガザ北部の3つの病院に避難指示を出した。
軍が病院を包囲し、患者や医療関係者数百人が施設内に閉じ込められている。避難指
示が出ても、避難所はすでにいっぱいで安全な避難場所はない。9日、支援物資が不
足し、UNRWAが運営する避難所の一部を戦闘開始以来初めて閉鎖した。ポリオ予防接種の第2弾の実施も危ぶまれる。
◆10/9(水) 攻撃1年、ガザは今…ゴミや下水が路上に ハマスにも失望感「無法地帯の真っただ中」(産経新聞)
ジャーナリストの男性、オマル・アブドラボさん(30)は、人質を解放しない限り、イスラエルは戦闘を続ける。ハマスは米国などの停戦案に同意しないから、みなハマスに失望した。停戦してガザ(の統治権)をパレスチナ自治政府に委ねるべきだ。
ガザは孤立無援の状態だ。 クリエイターの女性、オラ・ムハンマドさん(34)も、ハマスが何をしたいのか。彼らは住民の暮らしが破壊されたことに責任を持つべきだ。みなが彼らを支持しているわけではない。8回にわたり避難し一時はうつ状態になった、ガザの外に出たいが費用がかかるし危険でもある。米国をはじめとする世界も、イスラエルもハマスも自治政府も責任を押し付け合って何も解決しない、住民は無法地帯の真っただ中」にいる。歯科医の男性、ハマム・ムグニさん(41)。ゴミに加えて下水も路上にまき散らされ、疫病の流行が懸念される。みな疲れ切っており、正常な精神を維持する何らかの手段が必要だ。
電力は来ないが、日が沈んだら寝る習慣が身についた。飲料水の値段が上がり手に入りにくくなった。家族で暮らすのは大変だ。トランプ氏、ハリス氏のどちらが勝っても、イスラエル寄りの政策は変わらない。
◆10/9(水) イスラエル、国防相の米訪問を直前延期 首脳会談など要求か(ロイター)
ガラント国防相は、9日に予定されていた米ワシントン訪問を延期した。米国との首脳会談を先に求めている。出発直前にネタニヤフ首相がバイデン氏との電話会談とイランへの対応を巡る内閣承認を条件にした。
◆10/9(水) ガザ死者4万2000人超える イスラエルとハマスの戦闘(時事通信)
9日、ガザでの死者が4万2010人に達した。 負傷者は9万7720人。8日から9日にかけてガザ北部ジャバリヤの難民キャンプの急襲作戦や北部ガザ市のシュジャイヤ地区などの空爆で45人が死亡した。
◆10/9(水) 「ハマスは希望」「ネタニヤフ首相は止まれない」…ガザで人道支援を行う永井陽右氏が語る“中東のホンネ” イスラエル襲撃から1年(ABEMA TIMES)
ガザを巡る対立の構図 紛争解決スペシャリストの永井陽右氏、ハマスはイスラエルによる国際法違反の占領に対して一矢を報いるために行動を起こしたという背景があり、ハマスは希望の象徴であり、『胸がスカッとした』などの言葉も耳にした。ガザはほとんどの場所が空爆で瓦礫と化し、支援も限られており、ガザの未来は見通しが立たない。では避難すればいいかというとそれも難しい。なぜなら、これまでのパレスチナの難民の歴史からも一度故郷を離れると二度と戻れないことを人々は理解しているのだ。人道支援はもちろん必要だが、同時に新しい和平プロセスが不可欠。そして、軍事部門以外にも政治部門や社会福祉部門も内包し人々からの信望も厚いハマスを抜きに和平はあり得ない。彼らをどう組み込むかが課題なのだ。
◆10/9(水) イスラエル、国連機関の活動禁止審議 UNRWA、グテレス総長は批判(
時事通信)
イスラエル国会の外交・国防委員会は6日、UNRWAに関する二つの法案を承認。同国内での活動を認めず、他の国連職員が持つ免責などの特権をUNRWA職員には適用せず活動を事実上禁止する法案を審議、今月下旬以降、国会で審議を継続する。グテレス国連事務総長は8日、「UNRWAがなければ、ガザで食料や避難所、医療を提供することが不可能になる」と強調。法案は「国連憲章に反し、国際法上のイスラエルの義務に違反する」と成立を阻止するよう求めた。
◆10/9(水) イスラエル北部で6人刺される テロとして捜査 相次ぐ住民への襲撃(毎日新聞)
9日、北部の都市ハデラの4カ所で相次いで人々が刺され6人が負傷したと発表した
。イスラエルでは今月に入り、住民らが襲われる事案が相次いでいる。
◆10/9(水) イスラエル首相「ヒズボラ後継者サフィエディン師を殺害」 事実なら打撃 軍が確認中(朝日新聞デジタル)
レバノンへの侵攻を続けるイスラエルのネタニヤフ首相は8日、ヒズボラの後継指導者を殺害したとし、レバノン国民に、「ガザのような破壊と苦しみを伴う長期戦争の奈落に落ちる前に救うチャンスがある」とヒズボラの排除を訴えた。
◆10/9(水) ヒズボラ、レバノン国境でイスラエル軍と衝突 ハイファなど砲撃(ロイター)
ヒズボラは9日、南部国境地帯で砲弾とロケット弾で攻撃し、国境沿いで軍と衝突し押し戻した。ハイファでは40発の砲撃があり一部を迎撃した。国境近くのキリヤット・シュモナでは攻撃で2人が死亡、ハイファでは少なくとも6人が負傷した。軍は8日、過去24時間の空爆で50人を殺害した。南部に陸軍師団を新たに派遣した。バイデン米大統領は9日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談する。イランへの報復が主要議題、ヒズボラのナンバー2、ナイム・カセム師は8日のテレビ演説で、停戦に向けた試みを支持すると表明した。停戦の前提条件としていたガザでの戦闘終結には言及しなかった。
◆ひかるの呟き◆
パレスチナ解放の主人公はパレスチナの住民だ。ハマスではない。イスラエルによる占領がハマスを大きく育て、結果、ハマスはイスラエルに抵抗する最たる存在となった。しかし今、ハマスは本来の立ち位置を忘れてしまっていないか。住民の想いとかけ離れてしまっていないか。皆が停戦を望んでいる。ガザの人々も、世界中も。ハマスは、そのことに気付くべきだ。イスラエルに、殺戮の大義名分を与えてしまっていることに気付くべきだ。とにかく停戦だ。イスラエルが停戦に応じざるを得なくなる道を進み、真の解放を目指すべきだ。