うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

書評  高校生のための経済学入門

2009年08月28日 | 日記


本日はかなり久しぶりの書評です。


今回のチョイスは小塩隆士著の「高校生のための経済学入門」

ちょっとお叱りを受けそうなタイトルでございます。


学生の頃から理系畑、社会人になっても住宅、設計という世界で生きてきた私は全くの「経済オンチ」・・・。


「GDP」「デフレスパイラル」「量的緩和」ってなんぞや?といわれて

なんとなくはわかるけど「こういうことです!」という説明があやしいような状況でした。

実はこういう人多いんじゃないでしょうか。


そんな私も30半ば、少しずつ会社経営のお手伝いをするようになって「そろそろヤバイぞ」と思っておりました。

そんなとき書店の経済書コーナーで出会ったのがこちらの本です。


タイトルは「高校生のための・・・」ですが、内容はなかなか濃かったです。

経済のメカニズム、専門用語をかなりわかりやすい例を用いて説明してあります。


では、勉強になったぞ!という内容をいくつか紹介します。


・なぜ政府の経済政策が必要なのか~市場経済のメカニズムの限界

・「景気が良くなる」「悪くなる」というのはそもそもどういうことか

・企業の資金調達の方法~直接金融と間接金融 と銀行の機能

・日本銀行の役割~お金の量をどのように調節しているか

・「大きな政府」と「小さな政府」の特徴、「国民負担率」という定義

・財政赤字の問題点とその「将来への先送り」


などなど・・・

ある方からすれば、「君、レベル低いなー」と笑われそうですが、実際そんなレベルだったのです。

でも私には結構難しい本でしたよ。


私と同じお悩みをお持ちのあなた・・・。

読んでみて損はないと思いますが、決して楽しい本ではございませんのであしからず・・・。


☆3つと半分、進呈します。(5点満点)