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本日はかなり久しぶりの書評です。
今回のチョイスは小塩隆士著の「高校生のための経済学入門」
ちょっとお叱りを受けそうなタイトルでございます。
学生の頃から理系畑、社会人になっても住宅、設計という世界で生きてきた私は全くの「経済オンチ」・・・。
「GDP」「デフレスパイラル」「量的緩和」ってなんぞや?といわれて
なんとなくはわかるけど「こういうことです!」という説明があやしいような状況でした。
実はこういう人多いんじゃないでしょうか。
そんな私も30半ば、少しずつ会社経営のお手伝いをするようになって「そろそろヤバイぞ」と思っておりました。
そんなとき書店の経済書コーナーで出会ったのがこちらの本です。
タイトルは「高校生のための・・・」ですが、内容はなかなか濃かったです。
経済のメカニズム、専門用語をかなりわかりやすい例を用いて説明してあります。
では、勉強になったぞ!という内容をいくつか紹介します。
・なぜ政府の経済政策が必要なのか~市場経済のメカニズムの限界
・「景気が良くなる」「悪くなる」というのはそもそもどういうことか
・企業の資金調達の方法~直接金融と間接金融 と銀行の機能
・日本銀行の役割~お金の量をどのように調節しているか
・「大きな政府」と「小さな政府」の特徴、「国民負担率」という定義
・財政赤字の問題点とその「将来への先送り」
などなど・・・
ある方からすれば、「君、レベル低いなー」と笑われそうですが、実際そんなレベルだったのです。
でも私には結構難しい本でしたよ。
私と同じお悩みをお持ちのあなた・・・。
読んでみて損はないと思いますが、決して楽しい本ではございませんのであしからず・・・。
☆3つと半分、進呈します。(5点満点)