先日の日曜日は、富士山が世界遺産登録後初めての山開きでテレビは大騒ぎでした。
群馬では、来年に富岡製糸場と絹遺産群が来年の登録に向けてがんばっているようです。
八塩温泉のアジサイを撮りに行く途中に、「高山社跡→」という標識が出ていたので、帰り道に寄ってみました。
もしも富士山のように世界遺産に登録されたら、地元群馬の人でも見に行くのが大変になるのでは、と思って行ってみたのですが・・・
駐車場に標識が立ってます
世界遺産の暫定リストに記載と書いてあります
大きな古い門です
ここから、いよいよ中に入ります
あれ、何か違う
群馬ならどこにでもある大きな農家
これが世界遺産候補?
説明をしてくれた人によると、どこにでもありそうなこの形の最初の建物であり、養蚕を勉強する場所だったそうです。
大雑把に言うと、世界遺産への登録は、建物ではなく、荒船風穴で卵を保管して、高山社で養蚕を学び、養蚕に適した
家(田島弥平旧宅)でカイコを育てて、富岡製糸場で絹にする、というシステムが世界遺産の対象と言ってました。
ハード(建物)じゃなくてソフト(システム、文化)が対象なんですね。
「高山社跡→」の標識だけ見て、建物を見に来るとがっかりします。
中も見せてもらいました
三角のギザギザ、「まぶし」って言います、
カイコが大きくなったら、このまぶしに繭を作らせます
右の皿の上にあるカイコ、これ、確かチョコレートだったと思う
どこで売ってるのかな?
天井にある箱、これは2階の養蚕室の暖房用だそうで、寒い時はこれに炭をいれて暖房をしていたそうです