晴れです。東風が冷たい。庭に出ても急いで家に戻りたい気持ちになります。
一年のうちで、この時期が3月半ば過ぎ頃までですが、いちばん好きになれない時期です。
と、言いながら寒い所に行ってしまいました。森の手前は枯れ野です。
水戸から北に30kmほど離れた所にある日立市のちょっとした湿地に行ってきました。
此処は、日立市にある赤羽(あかばね)緑地公園という所です。
何年か前に行ったきり、すっかり忘れていましたが、数日前に何の前触れもなく突然
思い出してしまいました。それなので、久しぶりに、お正月の疲れを癒やすためにも
行ってみようと思いました。
湿原ほどは広くありません。殆どの風景は一望出来る、海岸段丘の麓にあると言っても
良いかなと思われる低いところです。
行き方はほとんど忘れてしまっていました。何処にあったかも大まかなところでしか
思い出せませんでした。それで、奥さんと二人でなんとか名前を思い出して、それを
カーナビに入れて近くまで行き、最後にはやっとたどりつくことが出来ました。
古代人のお墓だそうです
JR常磐線がすぐ脇を走っています。少し離れた所は、住宅密集地です。
声を上げて宣伝するような所ではありません。普通の人なら「ふん」と言って。
次に「二度と来たくないな」と思う人も多いかと思います。が、何となく
懐かしくて、ちょっと拘って行ってみました。私はつまらない所とは思って
いなくて、今度も「つまらない」とは思いませんでした。
たぶん、懐かしさがそうさせたのかもあったのかも知れません。
この湿原は、思えば長いながいあいだ変わらず無くならず、賑わうことなく、
ただ静かに太古の昔から存在してきたわけです。これからも、決して騒がれる
ことがなく、静かにしずかに存在し続けるだろうし、存在して欲しいと思い
ました。それを強く感じました。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます