今から350年程前、この築地一帯は一面の海でした。
江戸開府(1603)前から埋め立てが進んでいましたが四代将軍家綱の代最後の埋め立てが築地でした。
堤防を築いても築いても激波にさらわれてしまうのです。
或夜の事、海面を光りを放って漂うものがあり、人々は不思議に思って船を出してみると、それは立派な稲荷大神の御神体でした。
皆は畏れて、早速現在の地に社殿を作りお祀りして、皆で盛大なお祭をしました。ところがそれからというものは、波風がピタリとおさまり、工事はやすやすと進み埋立も終了致しました。
人々は、その御神徳のあらたかさに驚き、稲荷大神に 『波除』 の尊称で敬い始めました。
以降ここには、築地の商いに関係する魚塚、タマゴ塚などが作られています。
平成2年樹齢三千年の黒檜から木造一木造りで高さ2.4m重さ1t日本一のジャンボ獅子頭も人気です。
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