【デストロン軍団の航空参謀かつナンバー2を自称する野心家】
元は科学者。サイバトロンとデストロンとの戦争開戦前は惑星探査に従事するも、戦争のスリルを好みデストロンのメンバーとなる。
己の能力に過剰な自信を抱き、現在の地位に不満を持っているものの メガトロンの能力の高さの前に忸怩たる憤懣を抱いている。
メガトロンを倒してオールスパークを手に入れ、ディセプティコンのニューリーダーになろうと日夜機会を狙っている。
原作アニメとのデザインの違いが最も顕著なキャラクターであり、G1作品 (参考記事=日記
「アニメと実写」 )に登場したスタースクリームは、スマートな体型に鮮やかなトリコロールカラーだったが、実写版でのデザインは肩幅の広い逆三角形的な大柄な体型に加え、F-22ラプターと同様の地味なカラーリングという大幅にかけ離れた姿。
(ただし、ビークルモード時の機首がロボットモードの胸部になる点は同じ)。
劇場版1にて、フレンジーからのメガトロンとオールスパークの発見連絡を受け、ディセプティコンの全兵士を集結させる。
自身も凍結より目覚めたメガトロンの元へ急ぎ馳せ参ずるが「又もしくじりおったな!」といきなりのお叱りを受けることとなる。
スタスク: 「参上しました、メガトロン様」
( I live to serve you, Lord Megatron. )
メガ様 : 「キューブはどこだ」
( Where is the Cube? )
スタスク: 「人間どもに奪われました」
( The humans have taken it. )
メガ様 : 「又もしくじりおったなスタースクリーム!!追うのだ!」
( You fail me yet again, Starscream. Get them!! )
スタスク:(心のメガホン) いや、最初にしくじったのは あんただろっ。
(誰か訳して)
スタースクリームをお好きな方が多いので、登場シーンを頑張って連射加工してみました!
上と同じ場面の描かれたアメコミ誌を入手v
この劇場版Ⅰにて、ラスト唯一無傷で生き残り、地球外へと逃走したのはスタースクリームだけである。
続編のリベンジでは、Ⅰにて逃走した後にディセプティコンを率いるニューリーダーとしてセイバートロン星へ帰還、新たな兵士を召集・増産し、土星の衛星にある拠点でメガトロンに代わってディセプティコンの指揮を取っていた。
が、その地位もメガトロンの復活によりあっさりと失い、さらにメガトロンより「よくも、この俺をあんな下等な星に置いていったな!」と、初登場の時よりもキツイ折檻を受けることとなる。
(ある意味宿命というか お約束)
海外版のアメコミには、ニューリーダーとなり、地球へディセプティコンの軍団を率いてやってくる!といったスタースクリームの話もあるようです。
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【 能力・性格 】
スピード、思考、パワーが優れており強大な力を潜めている。
パワーに関しては、ブラックアウトとほぼ互角とされ、スピードでははるかに勝っている。
(事実、前日譚である「ゴースト・オブ・イエスタデイ」ではブラックアウトと一騎打ちをし、彼を圧倒している)
マイスター(ジャズ)やアイアンハイドらも彼の力を素直に強いと認めており(原作中にて、彼に遭遇したマイスターが「相手にとって不足はない」と言っている(第32話「スカイゴッド」)
またコンボイ(オプティマス)も狡猾であるという点では、メガトロン以上に厄介な存在であると見なしているようである。
また、敵方であるサイバトロンでも高い評価がなされていることが伺える。
しかし、こうして能力的には優秀であると認められている反面、自分が失敗したり、ピンチに陥ると、その責任をすぐ仲間に擦りつける姑息な性格ゆえに軽んじられているのが常。
お調子者の性格はメガトロンに似ているものの、利益を真っ先に自分が得ようとしたり、危険な作業や重労働を仲間に押し付けようとする等、軍団全体の利益よりも私利私欲を優先させる傾向が多々見られ、あまり人望があるとは言いがたい。
そういった人格上の問題からも、仲間達からは殆ど信用されていない(らしい)。
ただ、元科学者・探検家ということもあり、創意工夫という点ではデストロンの中では優れている。
リベンジでの見せ場の一つ、森での死闘シーンにおいて、メガトロンやグラインダーとの3対1でオプティマスに攻めかかったにも関わらず、オプティマスに叩きのめされた揚句片腕をもぎ取られたり(その際はオプティマスに盾として使われてしまった)するなど、やや情けない側面が見られる。
また、リベンジでのラストシーンには戦局が不利になったと見ると
「あなたは臆病者ではない。ですが、時には臆病者が生き延びるのです」
(Not to call you a coward master, but sometimes cowards do survive.)
と、メガトロンに逃亡を促すなど、有能な参謀としての役割を果たしている。
横話: 原作アニメでも、クロミアからは「臆病なのは相変わらず」(第41話「アルファートリンを探せ」)、
コンボイからは「相変わらず口だけは威勢がいい」(スクランブルシティ発動編)などと言われており、精神面の弱さもよく知られていることも伺わせる。
変形機種:
【ロッキード・マーティン・F-22ラプター】(ステルス戦闘機)
武器は両腕のバルカン及びミサイルランチャー。
ビークルモードはF-22ラプター (ステルス戦闘機)
ロボットモードでも飛行が可能な上に実物のF-22を凌駕する機動性を持ち、空中戦では無類の強さを誇る。
劇場版Ⅱ「リベンジ」においては、前作同様、F-22に変形するが、伝説上のディセプティコンに肖り全身にオールスパークの刺青を入れるなど、デザインにも変化が見られる。
◆ 声:チャーリー・アドラー/日本語版:宮澤正
◆ 原作アニメでの声優 クリス・ラッタ/日本語版:鈴置洋孝。
劇場版ⅠとⅡで、
スタースクリームの声の雰囲気がなんか違うぞ・・と感じた方。
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正解です♪
実は、両方とも声は同じく「チャーリー・アドラー」なのですが、リベンジではG1(アニメ)の「クリス・ラッタ」により近い演じ方をしているのです。
これは海外での「スタースクリームの声=甲高い声」というイメージが浸透しているためで、前作での低い声のスタースクリームに違和感を覚えたファンが多かったためであると言われてます。
(私は前作の渋い声も好きでした)
声を担当した「チャーリー・アドラー」はアニメ第1作において、シルバーボルトなどのキャラクターの声を担当しており「ピーター・カレン」に次ぐ数少ないアニメ版からの出演者となった。
また吹き替えを担当した宮澤正も『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』にてオートスティンガーなどの声を担当している。
(参考文献:Wikipedia・YAHOOムービー他)
【横話ー♪】
◆NASAの極秘映像に撮影された火星探査機を破壊する謎のトランスフォーマーの正体は、このスタースクリーム♪
◆メガトロンの忠臣ブラックアウトとは仲が悪い。
◆原作アニメ内でのお約束セリフ「 今日からこの俺様スタースクリームがニューリーダーだっ!」
このセリフを言った後には必ずと言っていいほどメガトロンよりボコられることになっており「だからお前はナンバー2なのだ」との台詞がたびたびメガトロンより発せられている。
これだけは記載したいっ!
【 アニメ
《 マイクロン伝説》 でのスタースクリーム 】
破壊大帝メガトロンの右腕である、航空参謀。
旧作同様にプライドが高く野心家であるが、
正々堂々とした真っ向勝負を好み、パートナーのマイクロンたちを大事にしマイクロンからも慕われるなど今までにないスタースクリームの印象が強い。
他にも、卑劣な行動を嫌ったりするなどといった
若々しい武人としての側面が付与されている。
また、彼の左翼を変形させたウィングブレードや、この作品に登場するマイクロンたちが合体して生まれるスターセイバーを使った活躍から
「剣の達人」というイメージが固定化された。
(スーパーリンクではクリムゾンブレード、ギャラクシーフォースではバーテックスブレードという剣を用いており、このイメージは受け継がれることとなる。)
旧作のスタースクリームと異なり、野心からメガトロンを倒そうとしたり蹴落とそうとすることは無く、基本的にメガトロンとデストロンに忠実な戦士である。
最後は、メガトロンとコンボイの両者に、トランスフォーマーの未来を託し壮絶な死を遂げる。( 参考日記:
「悲しすぎて」 )
《 素晴らしく大きな画像を入手したので、細部を大きくしてUP。》