日本に行っていた運び屋が、一冊の本を持ち帰って来た。
私は十数年前、巨大な課題を背負い、それは未だに解決の糸口さえ見えてこない。
時にはそれが重すぎて、視界から消そうと試みたりするけれど、
どこまでも影はつきまとい、絶対に消えてはくれない。
この本のページをめくる度に、課題は更に大きさと重さを増して行く。
それに反比例して時間は過ぎゆくばかりなりけり。
「こころざし半ばで倒れることが有っても構わない」
私に課題を託した人の言葉にすがって今日を生きているだけだ。
情けないけれど、生きている間に恐らくこの課題をこなすことは出来ないな。
そして私が次に何に生まれ変わったとしても、それを背負い続けるはずだ。
次の世の私の為にも、少しでも課題を軽くしておきたいと思うけれど、
出来るのかな?
未熟な私にジャパンは重い。
・・・・・とここにもう一人、ジャパンを背負う男が居た。
お~おっ、侍ジャパン
王様が初めて(多分ね)お召しになる装束は侍ジャパンの柔道着だった。
しかも黒帯。さすがは王様。お似合いになっている。
肩には日の丸が
これは私の親愛なるスーパーマリオが王様への貢ぎ物として運び屋に託してくれた。
ふっ、イカレしたセンスだな。
私としては「お前がこれを着て戦え」と言いたい所だけれど、
いくらなんでもサイズが小さ過ぎるだろう。
『お前も頑張れよ』王様より。