まるで絹糸のように繊細なチェーンに華奢なトップのブレスレットやネックレス。
本当に女性らしく、清楚でセクシーで、大好きです。
が、残念ながらそれらは透明感のある若々しい、
本来ならジュエリー等で飾る必要の無い肌にこそ映えるように思います。
私は昔からスペインの大人の女性にとても強く惹かれていて、
もうとにかく一刻も早く歳を取りたいと思っていました。
歳を取りさえすれば彼女達のようになれる訳ではないと後々気付くことになるのですが。。。。
肌は手入れをしながら着込んだレザージャケットのような風合いで、
少々の事には動じない頼もしさと強さを持っています。
自分を飾る事や年齢に抵抗する事、シェープアップに命をかける事の他にも、
女の人生には沢山するべき事、しておいた方が良い事がある事を知っている肌。
彼女達を見ていると、『女道』を一生懸命生きている全ての女性は美しいと心から思えるのです。
そんないぶし銀の様な女っぷりには大振りなアクセサリーがよく似合います。
そのような経緯も有って、もう充分大人な私も、アクセサリーはインパクトの有るものが好きです。
大振りで、一度見たら忘れない程の存在感のあるデザインに負けない自分でありたいと願いを込めて。
ブラウン系のお洋服に面白みを添えてくれる、ダークな珊瑚色のバングル。
鈍いシルバーをベースにした、アートなブレスレットとピアスのセット。
ボリュームのあるバングルやブレスレットはノースリーブのお洋服にとても似合うと思います。
腕をさらけ出すという行為は中々に勇気の居る事ですが、
手首に視線を集めてくれるアクセサリーが有る事で少し安心感が出ますし、
マキシドレスのように、縦ラインが通ったお洋服にリズムを出すことが出来ます。
私は腕に自信が有る訳ではないので、その他にも気をつけている事が有ります。
例え美しいスラリとした腕であっても、ショッピング中に棚の商品を手に取るとか、
食事のテーブルにある調味料やバター等を取る時に、
ニョキッと他の方の前に腕を伸ばすのは美しい行為では無い気がいたします。
気になるものはお店の方にお願いして取って頂く、
テーブルでは欲しいものの近くに居る男性にお願いする。
そういうお願いをさりげなく出来る女性でありたいな。
基本は脇を絞めた状態で届かないものは、自分がそこまで移動する、
又はどなたかにお願いして取って頂く事を条件に、
はじめてインパクトのあるアクセサリーが似合うと思います。
このように、金属のバングルを重ね付けする際等は特に注意しています。
あまり派手に腕を動かしますと、カチャカチャとうるさいのです。
自分の行動によって発生する音や風には出来るだけ神経を払います。
私の場合、存在感のあるアクセサリーは、どれか一点だけ。
もっと上級の方でしたら、きっと幾つも重ねていく高度なテクニックをお持ちですね。
この二つのピアスはレトロなデザインのワンピース等に合わせます。
左のピアスは私にしては珍しいゴールド。これを見ると、私は何故かモジリアーニを思い出します。
右のピアスは透明な樹脂で出来ています。夏の黒に合わせて涼感を出してみたりします。
ネックレスに関しても、旅先では特に、限られたお洋服に変化をつけるためにも、
インパクトのあるロングタイプを持参するようにしています。
一見重そうに見える大きなチェーン風のネックレスですが、実はとっても軽いです。
胸元が大きく開いたドレスなどでも、これを着けますとまるで襟が出来たかの様な存在感で、
他の方が目のやり場に困ってしまう、妙なセクシーさが消えて、
肌を見せながらも端正で節度のある着こなしにしてくれる様な気がして、頼りにしている一品。
もう20年も使っているシルクのタッセルが付いたビーズのロングネックレスです。
当時の私にとっては衝動買いをするにはあまりにも高価だったと、
買った後で凄く後悔した一品でしたが、
今となっては一生絶対に必要なものとなりました。
一見地味ですが(私が着けると)派手です。あはは。
アクセサリーは旅先で現地調達するのも楽しみのひとつ。
例えば初めての土地を旅したとき、持参したお洋服がどうもしっくり来ない時が有ります。
誰かが見ている訳じゃ無し、と自分を納得させようにも気になって・・・・・
そんな時、私はお洋服を買うのではなく、その土地らしいアクセサリーを買う事にしています。
旅先で求めたお洋服は現地では素敵でも、自宅に戻ると日常では浮いてしまうのはよく有る事ですものね。
この2点は、もう大分前に旅先で購入したものです。
エスニックムード満天ですが、結構普段にも使えたりして、出番の多いものです。
旅先で購入したアクセサリーは、身につける度にその旅を思い出させてくれたり、
初対面の方とのお食事の席等では話題作りにもなってくれたりします。
シンプルなお洋服をアクセサリーで自分らしく着こなしていく。
こういうことを考えていると、本当に女に生まれて良かったと、しみじみ思う私です。
では