カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

ミリタリーをエレガントに

2011年09月17日 | Fashion

残暑厳しき折とは申しましても、9月も半ばになりまして、秋色ファッションが気になるところ。

私は、まずカーキー。

カーキーに合わせたいのは迷彩プリント。ミリタリーファッションですね。

ですがこのコーディネート、充分に気をつけなくてはなりません。

この手のお洋服をファッションとしてではなく、ユニフォームとしてお召しになっておられる、

誇り高き人々が、普通に街を歩いている国に住んでいるからです。

いかなる事が有っても、彼らをを冒涜する様な装いは、駄目でございます。

言うなれば、コスプレチックな装い。

ジュエリーを初めとするファッションとしての十字架、クロスパターンもそうですが、

こちらも身につける時には、それが装飾品ではなく心のよりどころとなっている、

敬虔なクリスチャンの方々が居られることを肝に銘じなくてはなりません。

そんなこんなで色々難しいので、私はクロスのジュエリーを身に着けませんが、

ミリタリーカラーファッションは好きです。

ですので、本家本元の方々とすれ違った時、

穴が有ったら入りたい様な気持ちにならない着こなしを目指します。

 

ミリタリーファッションの色彩の魅力をお借りして、

尚かつエレガントなコーディネートを心がけます。

沈みがちな秋色をエレガントに着る為に、 

コットン等の張りのある素材で仕上げずに、素材の柔らかさと艶を活かします。

ノースリーブのドレープトップに、光沢のある素材のテロンとしたカーゴ。

バッグの素材は光沢のある、絨毯みたいな厚手のシルクです。

迷彩プリントのシルクスカーフとつや消しゴールドのフラットを合わせました。

日中は暑いですが、朝晩は肌寒くなりますので、

柔らかい透かし編みの焦げ茶のロングカーディガンを用意します。

スカーフですが、このようにフリルになっています。

これ、ちょっと手を加えてあります。

普通に細長いスカーフの中央をひたすら ぐし縫い 致しまして、ギャザーを寄せました。

それだけでこのように、螺旋状にクルクルとひだが出来て行きますので、

フラットなままで使用するよりも、エレガントな雰囲気になります。

薄手のスカーフは繊細で素敵ですが、秋冬の季節のお洋服の素材に負けてしまう事があります。

このように立体感を出すと、また違った雰囲気で楽しめますので、

私がよく使うテクニックです。

これでハードな迷彩柄も、色の魅力はそのままに、エレガントな雰囲気になりました。

迷彩プリントを選ぶ時には、プリントの中の最も明るい色(このスカーフの場合ベージュです)が、

自分の顔色をくすませないかどうか確認して選ぶことにしています。

このベージュはやわらか味のある明るいベージュですので、合格。

こちらのフラットシューズは、とても柔らかいビンテージ加工したレザーに、

程よい艶消しのゴールドが気に入っている一足です。

もうサンダルは避けるとしても、今の季節なら足の甲は素肌を見せて軽快さを出したいところ。

これは履き込みが浅くフットカバーは無理ですし、是非素足で履きたい靴です。

気持ちよく履き続けられる様、肌触りの良い中敷を敷いて、こまめに取り替えるようにしています。

もう少し秋も深まりましたら、ウイスキー色のスウェードアンクルブーツにシフトする予定。

 

少しでも涼しく!

そればかりが課題だった日々も、後方に過ぎ去りつつ有り、

これからは様々な色や素材を重ねる楽しみが出て参ります。

秋のファッション計画は進んでますか?


では

 



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